栞代わりの制作メモ

・ツクールやMMF2などで作ったモノや できるまで

フリーゲーム Father and Son 感想

今回もフリゲ感想です。
今回プレイしたのは「Father and Son」です。
「ELVEN POSTERITY」「儚くも愛しララバイ」の
桃隆様の作品の1つです。
クリアまでの時間はだいたい2時間くらい。
騎士団入団を断ったことで、村を焼かれた親子が
王国に騎士団の実態を伝えるために旅に出るRPG。
「ララバイ」はシステムに力が入っていた作品だったが
対照的にこちらはシナリオに重点が置かれている作品と思われる。
システム的には普通のRPGツクール作品であるが
特筆すべきなのはエンカウント調整とシフト会話の2点。
エンカウント調整は「ララバイ」にもあった
敵とのエンカウント率を多くしたり、少なくしたりと
操作できる機能であり、桃隆様の他の作品「Precious One」にも
同じ機能が搭載されている。遊びやすくするための工夫であり、
この方の作品の定番となっているようだ。
一方でシフト会話はShiftキーを押すと
仲間キャラが会話をするという機能で
シナリオを見せる方法の1つである。

前置きはこのあたりにしておく。
私がこのゲームで印象的だったのは3つ。

①レアーネと森で会った前後のイベント
②盗賊アジト
③悪役、アルヴェスタ

①レアーネは騎士団の一員なのだが、騎士団長アルヴェスタの
非道なやり方についていけず、反旗を翻し、仲間になる。
服が乱れていることから、そのときに何が起こったのかは
彼女に語らせないが、屈辱的なことだと言って
示唆している。
あえて、直接的に表現しない方向かな、と
思っていたところに宿のイベントが起こる。
そこでセリフ中に「なぶられていた」という表現が出てきて、
直球が飛んできたような感覚に思わず可笑(おか)しさを覚える。
前のシーンでは息子がいたからなぁ。子どもの前では
こういうセリフは避けたのかも。
セリフの全文を読むと少女マンガチックな印象を受けたのも
特徴的だった。

②なんというか、ここはガ○ダムネタの宝庫かと
言いたくなるくらい盗賊のセリフがフリーダムな盗賊アジト。
ちなみに私はガ○ダムに関してはほとんど知らないのだが
それでも分かるネタが多かった。中でも
「ザコとは違うのだよ。ザコとは」が秀逸。
ただ、一方でここのボス戦後のイベントで
騎士団の裏がさらに分かり、そして、ボスをグサグサ刺すシーンに。
あのシーンは画面上にはそこまで、変化はないが
文章を読んでいると、血塗れになったキャラが想像できた。
文章で魅せる点で、やはりこれも小説的な作品といえよう。
ところで、味方が人間の敵を斬るというのは
「Precious One」にもあるし、「ララバイ」も場合によっては
そんな展開になる。悪役が人間であり、基本的に戦いで生死を分ける
シビアな世界観であるがゆえに、こういった悪人を斬る、いや、キルことが
どこかでテーマの1つとして取り上げられることが多いように思える。
今回の場合は感情にまかせてキルことで、結果としてやるせないことに。
息子の方はそんな感情の原因になったアルヴェスタがゆるせないと言う。
アジト前半と比べると渋い展開になったものだと思うが、
これが特色だろう。

③前の2つでも悪役として活躍しているが、最期まで悪役だったキャラ。
同情できるシーンもなく、とことん悪役だった。
今作のラスボスでもあるのだが、ほかの作品と比べると苦戦したボスである。
仲間を呼んだり、回復されたりとボスも厄介だが、
こっちもそこまで使える手が少ないというのもある。
能力を上げたり、仲間を呼ぶまではスキルを温存したりと
勝つために一工夫必要なボスだった。

最後にEDが2つあるが、私は再婚エンドの方を選んだ。
①や②を見ると、相性も良いし、放っておくと
バッドEDのような気がしたからかな。
なくなった配偶者を想い続けるというのは
ロマンがあるとは思うけどね。
システム的にはそこまで凝ったものはないけれど、
シナリオを楽しめた一作。
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コメント

こんにちは!
この度は拙作「Father and Son」をプレイ&レビューしてくださり、
誠にどうもありがとうございましたm(__)m
プレイヤー様に改めて作品の印象をレビューして頂くと、
こちらとしても非常に新鮮な気持ちになれますね。
どうも、私の作品はある程度の共通点があるみたいで、
自分ではなかなか気付けなかった部分なので、
目から鱗でございました。
シナリオを好意的に楽しんでくださりありがたい限りでした。
正直、ドン引かれるよなぁと思っていたので(レアーネのアレとか)

先程長文コメントを書いたんですが、
投稿しようとしたらエラーが起こって吹っ飛んでしまい、
もう書く気力がなくなったので、簡潔に致しました。
再三になりますが、この度は誠にどうもありがとうございました!

  • 2013/01/31(木) 09:02:57 |
  • URL |
  • 桃隆 #uirpN1sg
  • [ 編集 ]

桃隆さん、コメントありがとうございます。
共通点というよりも共通した世界観があるように
思いますね。ブログをいつも拝見させて頂いている
のですが、小説でもその世界観を貫いていらっしゃるなぁと
感心するばかりです。
こちらこそ、シナリオの勉強になりました。
プレイさせて頂き、ありがとうございました。

  • 2013/01/31(木) 22:48:37 |
  • URL |
  • J-tr #yh3wl5gY
  • [ 編集 ]

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