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栞代わりの制作メモ

・ツクールやMMF2などで作ったモノや できるまで

20年3月末フリゲ感想レビューまとめ

年度末ですね。エイプリルフールも近いですが
いつも通りの感想まとめ記事になります。

今回は比較的サクッと遊べるゲームを揃えてみました。
いつも通り、ふりーむに投稿したのとほぼ同一内容です。


1,まいごさがし (ろふぃりあ 様 制作)
25歳の剣士デューと12歳の魔術士アリアが女の子の探索に向かう
メタ+レトロなオーソドックス1マップ掌編RPG。
レビュー本文へ。

2,ミルの喫茶店 (白神リリア 様 制作)
フィーリングで注文する、フランクなお客様の
欲しがっているケーキをキーワードから当てるミニゲーム的SLG。
レビュー本文へ。

3,ぼくはメデューサの室内(なか) (アレン 様 制作)
メデューサに従うか抗うか、上手くバランスを
とりながら館をこっそり探索するホラーADV。
レビュー本文へ。


では本文に続きます。
200331review01.jpg
1,まいごさがし (ろふぃりあ 様 制作)

Ver1.01
クリア時間 40分
クリアレベル 11

25歳の剣士デューと12歳の魔術士アリアが
森で迷子になった女の子を探しに行く掌編RPG。

100×100の1マップの森を
ランダムエンカウントで出現する敵を倒して
回復ポイントや行商人で買い物をしながらレベル上げをして
奥に進んでいくオーソドックスなシステムで
進む途中でちょっとした雑談イベントを挟んでいくのが特徴である。

雑談はRPG的な意味合いでの"イベント"、"設定"や"ロリコン"など
ややメタ要素あり。雑談イベントを通してキャラ設定も明かされていく。
独り立ちしろと家を追い出された農家の息子デューに
エリートの家系の女の子アリアの、面倒臭がりとしっかり者の対照的な組み合わせで
アリアはデューにもうちょっと真面目にしてほしいと言いつつ、内心信頼している、
(デューは不真面目なようで、所々大人の目線で話している印象もあって)
そういう子どもと大人の関係が好きな人向けでもある。
特にラストは、この子どもという設定を活かしたほのぼの展開のように思う。

顔グラや演出やゲームバランス等、特にスタッフロールが終わった後のシャットダウン演出から
PC88やPC98くらいの時代を少し意識した設計になっている。
戦闘エフェクトは一切なしの効果音とメッセージだけでやっていた時代であり
昔ながらのバランスなので、エンカ率も高め、敵も強めで
適度にHPやMPが尽きてきたら、回復ポイントに戻ることが重要になる。
いわゆる、ちょっとずつ敵を倒してレベル上げをするバランスである。
魔除けの鈴を買って装備すれば、エンカウントしなくなるので
結構自由に森の中を歩きやすくなり難易度も下がる。
全てのザコ敵が魔法を使用し、状態異常や全体攻撃もよくとんでくるので
厄介な敵を覚えておいて早めに処理する(例:コウモリさん、ハチさん、キノコくん)
といった戦略もある程度レベルを上げるまで求められるバランスになっている。

ボスは状態異常も効きづらいが有効なので、暗闇か攻撃力低下くらいは
かけておくと結構楽になる。

隠し要素として、ヌード写真を行商人から買えるが
一度しか見られないので、何回も見たい人は買う直前に
セーブしておくといいかもしれない。

メタ的な要素を含んだゆるい会話と、ちょっと昔ながらの硬派な設計が
両立したようなRPG。ちょっとずつ先に進んでいくRPGが好きな人や
しっかりした子どもとどこか冷めた大人のゆるいやりとりが好きな人向けといえる。


200331review02.jpg
2,ミルの喫茶店 (白神リリア 様 制作)

Ver1.00
クリア時間 12分(終了まで 文字数 906 注文成功 11/12)
      +4分(スタッフロール流れるまで)

喫茶店「ミル」はカップケーキを売る飲食店。
今日もお客さんが来ているけど、どのお客さんも
ケーキ名を言わずに、特徴とか雰囲気でしか注文しない。
果たして、アイリーンはお客さんの欲しいケーキを渡せるのか、
欲しがっているケーキを当てるミニゲーム的SLG。

「たくさんの星が散りばめられたお菓子」「イチゴの乗ったケーキ」
「チョコづくしのケーキが食べたい」など、だいたい3文章くらいで
特徴が述べられるので、12種類のケーキの中から選ぶ。
「イチゴ」「タピオカ」「チョコ」などメインで使われている食材で
分かるパターンが多く、食感や味で分かるものや「女の子らしいもの」のように
特徴を一言で表現しており、キーワードっぽいものをおさえておけば
ほとんど正解できる。しかも、正解するごとに選択できるカップケーキが
減っていくため、後半になるほど難易度は下がっていく。
この方法が通用しないのは9人目のお客さんくらいで
メイン食材から「ベリー」なのは分かるけど
残っているカップケーキは全て「ベリー」なので
特徴も覚えておかないと正解できない。
注文を聞き直すこともでき、千文字以内にお客さんのメッセージをおさえないと
最後にゲームオーバーになってしまうが、
最初の注文だけで特定でき、ケーキ選択画面に一度移行すると
もう聞き直すこともできないため、あんまり聞き直す必要性はない。
ロードしたときに何注文しているお客さんだったかなと
分からなくなった時に聞き直すくらいで
一応、1プレイ2回くらいは聞き直す余裕はある。
セーブは注文を聞いた後にでき、お客さんの注文の順番、内容は完全に固定なので
正解を当てるまでセーブロードするなり、メモをとるなり、
そこまでしないでも、全ての注文を成功させるのは比較的簡単で
軽い記憶力テストのようなノリで誰でもできると思う。

特色として、このゲームに出てくるお客さんは
基本、遠慮なく言いたいことしか言わない。
(そもそもメニューを見ずにフィーリングでしか注文しない)
注文通りで喜んでくれる人もいれば、
「庶民にしてはやるじゃないか。100点満点中85点」とか
上から目線のコメントをくれる人もいる。
そういう意味で接客業のリアルを体験できるかもしれない。
そして、このフランクさが最大級に味わえるのが
注文に失敗した時である。特に印象深かったものを紹介する。
「頼んでいたものと全然違うんじゃないのかい?
さすがに間違えないと思ってたんだけど」
「本当にあなたって乙女の心が分かってないのね!
(中略)ヤダヤダ!
こんな店にいたら恋愛もできないじゃない!」
「次は私を満足させてね」
「だ、大丈夫?
君、少し疲れているんじゃないかな」
お客様は神様という有名な言葉があるが
一体、自分を何だと思っているのだろう?この人たち、と
あまりのフランクさに思えてくる。
他方、こういう自分が客なら店員に何を言ってもいいと思ってる人、
実際いるよなぁとも思うかもしれない。

このゲームをより楽しむために
一通り注文が成功したら、注文通りには一切出さない
私は私の出したいケーキを出すのよ!という職人プレイをしてみるのも
なかなかに面白かったりする。
この職人プレイ、やる前は、お客さんに罵倒されるだけの精神修行になるかと
思いきや、意外にも注文と違うケーキを出したとしても
喜んで食べて帰っていくお客さんが12人中6人いた。
この場合も渡したものとは別の本来の注文したケーキが減っていくが
わざわざ注文通りのケーキを渡したときとは
全く別のセリフが準備されているあたり、隠し要素(仕様)に思う。
注文と違っていても、美味しければ結果オーライ!問題なし!
暴君のような振舞いもすれば、気まぐれに仏にもなったりする、
このゲームのお客様はなんとも味わい深い人たちである。

お客様のフィーリング注文からケーキを渡し、
そのフランクな反応を楽しむ一作。
何の遠慮もなく、思っていることをバシバシ言われたい人や
接客業でお客様に対応するのを体験してみたい人向きといえる。


200331review03.png
3,ぼくはメデューサの室内(なか)
 (アレン 様 制作)


Ver1.02
クリア時間 3分(BAD石像)
      +4分(BAD反抗→GOOD)
      +22分(BAD従順→HAPPY)

メデューサの館に行かされることになった少年アル、
さっそくメデューサと思しき女性メイに出会ってしまうが
即座に石にされることはなく、もてなされることになった。
隙を見てメデューサを退治するため館を探索する掌編ホラーADV。

本作は会話パートと探索パートの2つから構成されており、
会話パートではメデューサとの会話において、
抗うか従うかの2つの選択肢が度々出現する。
抗うたびに反抗度が、従うたびに従順度が上がっていき、
50%を超えるあたりで、片方が上がるともう片方が下がるようになる。

探索パートでは館の中を探索することになり
オブジェクトを調べることができる。
剣などのメデューサを倒すために使えそうな武器や、
ミルクなどの回復アイテムが手に入る。
ただし、調べすぎるとBADエンドに直行するイベントもあるので要注意。
5回程、オブジェクトを調べることでイベントは進行する。

本作はおそらくエンド分岐は5個(戦闘敗北を含めるなら6個)ある。
会話パートで反抗度、あるいは従順度が100%になると即座にエンディングに向かう、
探索パートでも最初のマップであるものを調べすぎるとバッドエンド、
そして、エンディングに進まないまま、従順になりすぎず、反抗もしすぎず
バランスの良い状態で会話パート、探索パートを繰り返していくと
メデューサとの戦闘が始まる。この戦闘、あるマップで手に入るメデューサの弱点といえば
これだろうというアイテムを使用すると、一撃でメデューサを倒せて勝利できるが
実は館内で入手できる武器や回復アイテムを駆使すれば十分勝てるバランスになっている。
一撃で倒しても、普通に倒してもエンディングに変化はないが、
案外、勝てるんだなという気持ちになれるのでやってみるのも面白い。
これで見られるのがグッドエンド。思わずここでやめそうになるが
館の中をよく探索すると、ピアノのある部屋で、
もう一個エンド分岐しそうな情報を発見できる。
探索パートの全てのマップに必要なアイテムが散らばっていて
ある程度調べるとイベントは進行するため、
ここだけはセーブロードしてアイテムを探す必要がある。
そして、必要なアイテムが残り1つになり最後のマップで
壁にかかっている剣を調べると完成する。
このハッピーエンドにおいて、この館で起こった出来事の真相が明かされ
思いもよらない展開になるので、ぜひここまでプレイしてほしいように思う。

最初の内は会話パートで従順にになるか、反抗になるかが重要そうに思えるが
エンディングを見ていくうちに、探索パートが重要になってくるという
ゲームにおける重要な要素が変わっていく一作。
ちょっと強気な反抗をする少年とミステリアスなお姉さんが好きな人や
ちょっとした試行錯誤が好きな人向け。
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