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栞代わりの制作メモ

・ツクールやMMF2などで作ったモノや できるまで

20年2月末フリゲ感想レビューまとめ

2月29日! 4年に一度の珍しい日ですね。
そんな日ですが月末なのでレビューまとめていきます。
いつも通り、ふりーむに投稿したのとほぼ同一内容です。

1,わたしのかわいいこねこちゃん (ようなし 様 制作)
女の子が女の子をナンパして家まで行ったら……
全てを支配されるような恐怖に魅力を感じる掌編百合NOV。
レビュー本文へ。

2,ラブリィドールの地球旅行 (SHO Games 様 制作)
結界世界の住人たちを片っ端から蹴散らす玉兎の、
高密度、巨大な弾幕を消して残機を稼ぐ短期決戦型弾幕STG。
レビュー本文へ。

3,Slirium-スライリウム- (ましかく 様 制作)
宝石を食べさせて世話をしながら
遊具で上げた能力によって様々な姿になるスライムを育てる、
寿命までの20日間を繰り返す育成SLG。
レビュー本文へ。


本文に続きます。

200229review01.jpg
1,わたしのかわいいこねこちゃん
 (ようなし 様 制作)


Ver1.00
クリア時間 10分

主人公である黒髪の女性は馴染みのバーで金髪の女性からの視線を感じ、
彼女を別の場所で話したいと誘うと、彼女の家で飲むことになった掌編NOV。

主人公(黒髪の女性、名前は明かされないが彼女の視点で進むため、
このレビューの便宜上、主人公と呼ぶことにする)は
女性と情事を重ねたい、つまり百合な作品であり
冒頭がナンパとか
"それからいつ事を切り出そうか考えながら
たわいもない会話を続けた"、あとは終盤、主人公が言われた言葉から
普段だったら男性的な役割を演じる、いわゆる攻めであり
主人公が金髪の女性をグイグイリードして
イチャイチャする、そういう場面に続くのかなと
途中までは想像する人はいると思うし、
説明文や画像からもそう思ってプレイする人もいそうである。

ところが相手が悪かった。その相手になった金髪の女性、たしかに
ポーズとか喋り方は大人しそうにしているのだけど
そもそも、視線を向けたのは彼女であり、
彼女の家に誘われているわけで、主人公はリードしようとしているようで
最初から最後まで、実は彼女の掌の上で踊らされているだけに過ぎなかった。
「よかった。すぐ終わらしますから」と目を細めている彼女は
捕食者のような良い表情している。
うっすらと立場が逆転しそうだなとまでは気づくかもしれないけど
それでも彼女の趣味まではなかなか予想がつかない。
今作、千文字縛りがあるので、肝心の場面で終わってしまい
会話メインで状況がなかなか掴みにくいため、
これいったい何されるんだろう、って恐怖感が凄い。
ただ、それ以上に気持ちよさそうにしている描写もあって
彼女に支配されるのも悪くないかもしれないと
沼に引き込むような魅力もある。
主人公に対して救済したいという彼女の言葉は
主人公の本質をついているのか、あるいは
主人公に役割を与えるために言いくるめているのか、
実に恐ろしい女性である。

主人公も相手も見た目が魅力的なだけでなく
1つのセリフの中で表情がくるくる変わって表情も多彩で良い。
その華やかな要素がある一方で
文章の描写的に、マウスピースとかチューブの描写が
いろんな汁を垂らしていて汁気が強く
なかなかに生々しいエロスが描写されていたのも印象的で好みだった。
肝心の場面で終わるがゆえの恐怖感もあるが
この後、どんな生活が続いていくのか、それはそれで見てみたかった。

相手を喰おうかと誘ってみたら喰われる側だったみたいな百合ノベル。
女性に全てを、呼吸することさえ支配されてみたい人向けな一作。


200229review02.jpg
2,ラブリィドールの地球旅行
 (SHO Games 様 制作)


Ver1.00
クリア時間 54分(Normal st1初回、st2 3回目、st3、2回目)
      +43分 (Extra 5回目)

玉兎のラブリィドールは任務に失敗したため、月に戻れなかった。
何か成果を上げるまで彼女は月に戻れないが
大して手がかりもないため、とりあえず目の前にいるやつから
ぶっ飛ばしていくことにした弾幕STG。

本作は1~3のストーリーとエクストラを順にクリアしていく構成で
1つのストーリーは10分ほどの道中なしのボス戦を3回やればクリアで、
残機とボムは各ストーリーごとに独立していて、
蒼神シリーズ本編のように通しで30分やるのではなく
例えばストーリー2でゲームオーバーになったらストーリー2から
個別にストーリーごとにやり直せるようになっている。
エクストラも道中なしでスペルの枚数も8枚といつもより少なく耐久もないので
本編に比べれば手軽な一作である。

特徴的なシステムとして、ボスにショットを当てると小さな星を落とし、
それを集めるとボムにあたる、月の結界を発動できるようになる。
月の結界は範囲内に入った弾幕を小さな兎に変換することができ
それを集めるとエクステンドする。
かなりざっくりとした表現をすれば、ショットを当てるとボムの欠片が出現し
ボムで弾幕を消すと残機の欠片が出るゲームである。
過去作のマスリーナの精霊大冒険に似ているが、
ボムを使った際に残機を消費するわけではない(精霊大冒険は残機とボムが共通パラメータ)ので
本作の方がより積極的に月の結界が使えるようになっている。

ただ、そういうシステムもあってか、弾幕の密度はかなり高く
月の結界なしで避けようとするとかなり難しい。
特にストーリー分割されているのもあって、
最後に当たる3人目のボスの最終スペルはいずれも
本編のラスボスの最終スペルと同格の難しさを誇る。
難易度が高い分、弾消しもしやすく残機も稼ぎやすく
被弾して残機が増えてまた被弾して残機が……みたいなのを
繰り返すようなバランスである。
また、高速移動だろうが低速移動だろうが、
正面にしか撃てず、月の結界はボムではないので
無敵時間もなくボスにはダメージが入らないのもあって
正面をキープしなければならない難しさもあるように思う。

小さな兎を上部回収するため、ボスに近づいて弾源に
月の結界を設置するのが稼ぐポイントになるのだが
弾源になる弾(レーザーの先端含む)、黒い弾、
スペルのコンセプト的に消せない弾のいずれかに
該当する弾は消せないため、ストーリー3の1ボス、2ボスには
この方法で稼げない。巨大な弾も多いが
案外、そっちは消せることもある。
月の結界をどういうタイミングで使うかも重要で
純粋に弾数が多いか自機狙いの弾が多い稼ぎやすい弾幕や
避けにくい弾幕では積極的に
逆に、稼ぎにくい弾幕や避けやすい弾幕、
消えない弾が多い弾幕ではなるべく使わないなど
弾幕の性質を見抜いて使い分けていくと稼ぎやすい。

主人公のラブリィドールは蒼神白魔伝のキャラではあるものの、
行き先が怨霊殿や魔法使いの里である関係で
出てくるキャラは蒼神怨霊殿と蒼神狂宴歌が大半なので
その2作をやっていると色々と面白いかもしれない。

弾幕の密度、大きさ的に難易度は高めだが
それを弾消しやエクステンドのしやすさと
ストーリーによる分割構成で、手軽に遊べるように緩和された一作。
密度の濃い弾幕を消して稼ぐ、10分間の短期決戦をやりたい人向け。

おまけ:Dictionary(Normal+Extraのみ)
※クリックして拡大
200229review02omake1.jpg
200229review02omake2.jpg

プレイ動画・st1∩2st3Ex
※クリックするとYoutubeに飛びます。


200229review03.jpg
3,Slirium-スライリウム- (ましかく 様 制作)

更新日【2020.02.18】版
クリア時間 24分(最初のスライムの寿命まで)
      +10分(ドラゴンを倒すまで)
      +1時間59分(スライム図鑑、ヘルプ、宝石図鑑100%まで)
総プレイ日数 338日


冒険者学校のモンスター討伐の試験に合格するため、
20日間で寿命を迎えるスライムを使い魔として育てる育成SLG。

1日5回まで行動でき、その行動の中で
スライムと会話したり、宝石を食べさせたり、
遊具を使って能力をあげたりするのが本作のシステムである。
この中でもスライムの姿に影響するのが遊具であり、
強さ、賢さ、気品、優しさ、可愛さの5つのパラメータのうち、
8日目に入る際にどれが一番高いかで、成長期の姿が5種類に分岐し
さらにその後13日目に入る際に、そのパラメータが一定値以上に
特化させたか、特化させなかった場合はそれ以外にどのパラメータが高いかによって
成熟期の姿が変わる。特化させた場合の5通りと、特化させなかった場合に
成長期になる際に高かったものとそれ以外で高いパラメータ2つの
組み合わせの10通りに分岐する。
そして19日目の衰退期に入ると、同じ姿になり
21日目に姿を消し、新しいスライムが生まれる。

どんな姿になるか、初見ではほぼ予想の斜め上に行くことが多いので
それを予想しながら遊んでみると面白い。
例えば、強さをひたすら追い求めていくと戦士になるのかと思えば、
番長になる。初見の予想では賢さは賢者、気品で王様、気品と強さで勇者かなと
思っていたら、全部全く違うものになるので、予想のつかない面白さがある。
傾向として、このスライムは女の子が想定されているようで
女性的な要素が強かったりする。考えようによってはヒロインを育てるゲームかもしれない。
もちろん、姿に応じて会話したときのセリフの内容が全く変わるので
色んな姿にして、ひたすらお喋りに興じるのも本作の楽しみ方の1つ。
図鑑にも記録されていくので、全種類集めるコレクション要素的な
楽しみ方もできる。なお、全能力を0のまま進めた場合は
どんな姿になるのかというと……、元気になって賢者になる、
ここには特に隠し要素はない


スライムにあげられる食べ物として、本作の宝石が存在するが
あげた宝石によって、何色のスライムになるかが決まる。
最初は赤、青、緑、黄の4色の宝石しかないが
クリアすることで宝石屋さんに最大8色の宝石が並ぶ。
色のパラメータは最大値のものが反映されるので
そこまで上げる意味に乏しいため、パラメータの数値にはあまり意味がないようにも
思えるが、隠し要素として、友好度に応じて日数が経つと上がる白と黒のパラメータがあり
ここに関係してくる。
この白と黒は対応する宝石を宝石屋さんから買うことができない。
だから、白と黒が自然に上がるまで、ほかの色のパラメータが上がりすぎないように
調整するために、色のパラメータを分散させる必要があるのだ。
特に白はかなり綺麗な色合いなので、
初めて見たときに、隠し要素を見つけた感が強くて良い。
あまり色にこだわらなければ、宝石をあげなくてもいいように思えるが
宝石はストレスの減少値が大きいので、宝石をあげずにプレイすると
ストレスをためやすい。姿にはあまり関係しないパラメータではあるので
周回していると忘れがちになるのでやや注意。

宝石を買うためにお金が必要であり、そのためにお金を稼ぐバイトや
バイトで稼げる量を増やせる鍛錬コマンドもあるが
スライムが拾ってくるお金を拾ってくれたり、宝石屋さんと雑談していると
たまに在庫処分で宝石をくれたり、日の終わりに差し入れで宝石をくれたりと
本作はあまりお金に苦労することは少ないので
そこまで意識してバイトはしなくてもよかったりする。

本作はまったりとプレイできるゲームで、特にイベントはないものの、
スライムにゴハンあげたり、遊具で能力上げたり、会話したりを
ただ繰り返すだけなのだが、それが面白いゲームである。
会話の中に、ゴハンを欲しがったり、もうちょっと強くなりたいとか可愛くなりたいとか
思わず、スライムに言われた通りに色々してあげたくなる、そんな母性本能を
くすぐられるのが魅力的にも思う。

そのスライムの世話が楽しくて1周目だと忘れられがちなのが
元々の目的のはずのモンスター討伐試験である。
ミニドラゴンと対決し、お互いに攻撃を繰り返して
ドラゴンのHPを0にできたら勝ちというシンプルなものである。
戦闘ということで、強さが高いスライムが有利かと思えば、そんなこともなく
別に賢さが高くても、優しさが高くても、どの能力が高くても
勝てる戦いになっている。1つの能力に特化させた姿のスライムだと
姿に応じて、ちょっとしたボーナスがかかるので少し有利になる。
が、別に特化していない姿のスライムでもパラメータが高ければ勝てるし
衰退期であっても勝てるので、育ったのを実感するために
度々戦ってみるのも面白い。

スライムにゴハンあげたり、能力上げて姿の変化とともに
コミュニケーションの変化を楽しめる一作。
何かを世話するのが好きな人向けでもあり、
可愛い女の子的な要素も強いので女の子を育ててみたい人向けでもある。

おまけ:スライム15周の歴史。
(クリックして拡大。
衰退期入る直前。スクショ撮り忘れた場合はもう1周してる)
200229slimehistory.jpg

プレイ動画・1周目2周目3~4周目
※クリックするとYoutubeに飛びます。

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