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栞代わりの制作メモ

・ツクールやMMF2などで作ったモノや できるまで

19年11月末フリゲ感想レビューまとめ

なんだかんだで今年も11ヶ月続きましたね。
恒例の月末フリゲ感想記事になります。
いつも通り、ふりーむに投稿したのと同一内容です。

1,ヴァーチャル魔法少女VSネコネコ団とまと 様 制作)
セリフや魔法少女の呪文をタイピングして物語を進行させる
30分アニメ動画風、タイピングゲーム。
レビュー本文へ。

2,マイナと人工の精霊配線足ダコ 様 制作)
人間と精霊と、人工精霊の共存する
四季の国々を旅して、おねショタが希望になる中編RPG。
レビュー本文へ。

3,隣界レポート -久寧ノ理酒粕 様 制作)
横スクACTの要素をもつ、短時間集中型のシステムが独特な
易者と探偵が剣と魔法の世界で謎を追う弾幕STG。
レビュー本文へ。

では本文に続きます。
191130review01.jpg
1,ヴァーチャル魔法少女VSネコネコ団
とまと 様 制作)

Ver1.4
クリア時間 15分(ストーリー/難易度ノーマル)
      +26分(ストーリー/難易度ハード)
      +3時間4分(練習/スコア60取るまで+おまけ)

ネコウイルスをばらまくネコネコ団の幹部ネコクイーンと
日々戦うヴァーチャル魔法少女カノリンコこと猫宮カノン。
今日も魔法少女として活動していたら
同級生の花が丘ゆめに正体を知られてしまった!
そんなカノンに迫るのは彼女の苦手なイヌ!
カノンを助けるために花が丘ゆめの取った行動は……!?
次回「魔法少女の弱点」お楽しみに!

セリフや魔法少女の呪文をタイピングして物語を進行させる
30分アニメ動画風、掌編タイピングゲーム。

本作、シナリオの構成が30分アニメを彷彿させるもので
まず悪の組織との戦いがあって、
話のタイトルが出て、ちょっと日常的な場面を経て
また悪の組織が動きはじめて
それを倒して、エンディングテーマ曲が流れる。
特にエンディングテーマがキャラやシーンを左に
右にスタッフロールが流れるのがアニメのそれで
プレイ時間的にもちょうど15分~30分くらいになっているのも
それっぽい。
ただ左上に「生放送配信中」とあるので
テレビ番組というよりはネット配信されているのかもしれない。

シナリオの傾向としてはゆるーい話で
悪の組織というものの、着信音やタイプ音をネコの鳴き声に変えるくらいの
イタズラ的な悪行で、最後まで見ての印象として
本作の実態は魔法少女と悪の組織の2つに分かれて
戦いという形式で仲良く遊んでいるだけにも思える。

タイピングゲームとして
ストーリーモードでは
セリフをタイプするものもあれば
魔法少女の変身や攻撃の呪文の独特なフレーズを
タイプするものが多い。
「スペシャルスペル」とか
「スイートシロップマジックドッシャー」とかの
英単語を日本語で打つ系や
「私と遊ぼう」「甘い甘い魔法をかけましょう」
などのセリフ系や
「スーハースーハー」とか「くんかくんか」
「にゃんにゃん」「もふもふ」などの擬音オノマトペ系に加えて
「マグロ一本釣り」など時おりシュールなワードも混ざってくる。
制限時間は1つのフレーズを撃ち終わるのにイージーなら30秒、
ノーマルとハードは15秒でノーマルまでは
ひらがなで変換しないで打てばいいので思ったより余裕がある。
ハード以降はきちんとひらがなカタカナ漢字に表記されたとおりに
変換しないといけないので、思ったように変換できないと
ちょっと手間取るかもしれない。ハードで一番苦戦したのは
「スーハースーハー」で「ー(長音)」にならずに
「-(ハイフン)」に変換されて、正しいのか間違ってるのかも
打ってて分からない難しさもあるように思う。
ミスしたり制限時間が過ぎても、ライフが減るだけで
ライフがなくなっても、そのミッションの最初からになるので
ストーリーモードについてはいずれはクリアできるバランスになっている。

練習モードは1分間で出てくるフレーズをひらがなでタイプして
得点を稼ぐモードで
ミスをしないでタイプを続けるとボーナス点が加算される。
「かつお」「みるく」「てすと」といった3文字の一般名詞を
タイプしていくのだが、
30を超えるとぼすにゃんこが出現し、
「にゃんこアタック」「黒服マッチョ」のような小さい「ゃ」や「っ」が
含まれるものや
「けずりぶし」や「月刊人妻(げっかんひとづま)」のように
「ず(ザ行)」や「づ(ダ行)」の使い分けを要求するものを
出してくるので、ミスタイプをしないように冷静に対処する必要がある。
おまけを全開放するためにはこの練習モードで60以上得点する必要があるのだが
ブラインドタッチが不得手な自分には53、頑張って58行けても
60にたどり着くにはなかなか厳しかった。
ミスタイプは許されず
基本的に3文字のフレーズは2秒以内に打てないといけないので
結構焦る。残り28秒までにぼすにゃんこを出せればいい線いくのだが
ぼすにゃんこのフレーズを正確に打つのは冷静さも要求され
なかなかに緊張感があり、撃破後も元のペースに戻るのは難しい。
ストーリーモードより素早さと正確さを要求されるので
体感的に練習モードの方がハードよりも難しいように思う。
やってるうちにぼすにゃんこを出せるまでの速度は上がってきたので
タイプ練習には結構いいように思う。
参考程度に1分間に130文字くらい打てると60くらいの点になるはず。
キーボードプレイでここまで書いたが
スマホでやる場合は「ココア」や「ささみ」が強敵になってくる印象。

おまけシナリオは
簡単に開放できるものについてはギャグテイスト、
解放が難しいものについては百合テイストになっている。
特に後者については一枚絵ありで、キャラのそれぞれの心情まで
描写して掘り下げられているので、
1分くらいの短い内容ではあるが、本作をプレイしたなら
見ておきたい内容でもあると思う。

30分の魔法少女ものアニメを
魔法の呪文をタイプして(時にシュールなワードも混ぜつつ)
演じ切る一作。
ゆるゆるの世界で魔法少女になりたい人や、
1分間のタイプ練習のスリルを味わいたい人向け。


191130review02.jpg
2,マイナと人工の精霊配線足ダコ 様 制作)
Ver1.00
クリア時間 2時間30分
クリアレベル マイナ16 それ以外15

人間と魔法の使える精霊の世界にて
人間が魔法を使えるようにするため作った
人工の精霊「フラスコビー」が世界にはびこっていた。
そんな「フラスコビー」に自分の村が滅ぼされた少年ルキは
「フラスコビー」を憎む23歳の女性マイナと出会って
各四季の国を旅するおねショタ要素のある中編RPG。

システムとシナリオの連携が取れているのが
本作の特徴で
精霊と契約することで魔法が使えるようになり
フラスコビーと簡易契約を結ぶことで
初歩的な魔法であれば使えるようになるという設定どおりに
本作のシステムはシナリオ中で契約する精霊によって使える魔法が変わり、
本作のザコ敵のフラスコビーを倒すことで
ドロップアイテムとしてフラスコビーを入手でき
装備画面で簡易契約の項目で装備することで
そのフラスコビーの使っていた魔法を一部使用できるようになる。
ルキは物語の進行に応じて、使える魔法が増えていくシステムなのだが
なぜ彼は精霊と契約することなく魔法が使えるようになっていくのかは
シナリオ上において重要な謎の1つになっている。

ゲームバランス的にはルキが回復魔法を覚える最初のボス戦までは
回復手段が回復アイテム頼りになるため、序盤が少し準備が必要になるが
それ以降は特に弱点をつかずとも全体攻撃をしていれば
苦労せず進めるので、難易度は低め。

本作のシナリオ構造として前半と後半で大きく性格が異なる。
前半はマイナとルキが各四季の国を旅しながら
ルキが暮らせる場所を探し
後半は各国の精霊の王たちの旧世代と、新世代を担う者たちの
シリアスな対立を描いており、
ゲームとしても前半は全世界を旅するRPG的な要素は強いのに対し
後半はひたすら物語の展開を追って読み進めていくADVやNOVに
近い要素が強くなる。
前半では先述したルキが魔法を使えるのか、
最初に出てきた巨大なフラスコビーの正体はなにか、
ルカを連れ去ろうとするユリウスたちの目的はなにか
なぜ精霊の王たちはフラスコビーの存在を認めたか
といった謎がいくつも提示され、
その謎が後半になって明かされていく。
設定がきっちりと練られ、それが徐々に分かるようになっている
非常にロジカルなシナリオで、
人工精霊フラスコビーをめぐるこの世界の謎を解き明かされ
その途中で問題が生じるという
剣と魔法が出てくるゲームであるが
テーマ的にはSFに近い印象もある。

本作は23歳のマイナと10歳のルキのおねショタ要素が特徴だ。
ほっぺた攻撃したり「僕の顔に何かついてます?」
「今日も可愛い顔がついてるよ」とか
お化けの出るダンジョンでお互いにくっつきあったりで
微笑ましくもあり、おっぱいに顔をうずめてるスチルがあったりで
正に思春期の男の子を可愛がるお姉さん的な関係性が
中盤くらいまで度々描写される。
ただ本作で描写される人間関係は結構変動が激しくて
最序盤から自分たちが助かるためにルキを犠牲にしようとした村人達が出てきて
そんな中で出会ったのがマイナであったし
後半では旅の途中までは協力してくれた人が立場の都合上、敵に回り、
敵っぽかった人が味方になったり
分かり合える仲間がいたと思えば死んでしまったり
希望が残らない。保身や利害で動く人間や精霊たちを見ていると
たしかに関係性というのはそのくらい不安定なものかもしれない。
そんな中でもマイナだけは途中少し迷いが生じた部分があれども
最後までルキに向き合った。

だからこそ、本作は最初から最後まで一貫して
自分の居場所のないショタのルキに対して
優しく手を差し伸べてくれるお姉さんのマイナがいるという構図であって
当人にとっては絶望の中にあった希望のおねショタなのだと思う。
「この世界は素晴らしいもので満ち溢れている」とは冒頭の文言ではあるが
この二人の行く末を見る限りではお互い以上には素晴らしいものはなかったように
思えてきて、だからこそ世界を無理に変えることはやめて
日常に帰って行ったようにも思う。
本作のおねショタは希望であり日常であり居場所であり
いろんなものの象徴であるように思える。

人間と精霊とフラスコビーの関係性が分かってくるにつれて
キャラの関係も激動する一作。
世界の謎を探求するSF的な要素が好きな人や
激動の中でも、最後までつきあってくれるお姉さんを
求める人向け。

191130review03.jpg
3,隣界レポート -久寧ノ理酒粕 様 制作)
Ver1.2
クリア時間 1時間30分(易者6面クリアまで)
      +43分(易者Lastクリアまで)
      +41分(易者スキルコンプリートまで)
      +18分(易者EXクリアまで)
      +2時間31分(探偵EXクリアまで)

数多くの並行世界が消失する中、平和になった剣と魔法の世界が
消滅を免れた理由を調べるため、世界を行き来できる異能者の
易者と探偵が立ち上がる弾幕STG。

本作はステージセレクト型の横スク弾幕STGである。
ワールドマップがあってそこからステージを選んで攻略していく形式であり
ステージに入る度に、弾に当たっても大丈夫な回数であるライフが10補充される。
つまり、10回被弾するまでに各ステージがクリアできればいいわけで
被弾回数にかなり余裕がある。ただし、被弾してからの無敵時間は短めなので
油断すると連続で被弾することも珍しくないのでそこまでごり押しができるわけでもなく
難易度選択がないのもあって、弾幕自体の難易度は少し高め。

ステージごとに弾幕以外のギミックがあることが多くて
基本は横に向かって進んでいくけど、上や下に進行する面もあれば
突然暗くなる面や、地形に沿って進んでいくステージもある。
また、高速移動中は左右に移動するとショットを発射する向きが変わり、
左から出てきた敵に対して左を向いて倒すといった行動がとれるのも
結構独特な部分に思う。こういう点も含めて
アクションゲーム的なノリも多いように思う。

本作はSTGのボム的な存在として補助スキルがあって
ステージ中で集められるアイテムを回収することで
そのステージのボスにちなんだ補助スキルを手に入れることができる。
だいたいステージ1は1回、それ以降は2回(Lastは3回必要かも)通えば
入手できる。ただこの補助スキル、初期装備のものは
強力なショットを発射するだけで無敵にならず、
ステージ1のも低範囲弾消しで無敵なし、
ステージ2でちょっとだけ無敵がついて回復、くらいのもので
ステージ3までのはボムというよりは特殊能力な感覚で
使った方が良いものがそろっている。
ステージ4からようやくボムっぽい性能のものになり
Lastはライフも強化され、アイテム回収で回復できるようになる。
補助スキルを使うためのポイントは時間が経つにつれて
回復するので、使える時にバンバン使った方がいい。
特に一番使ったのはステージ4の補助スキルで、
ボスに密着して撃つとボスの形態を1個飛ばせるくらいの威力
(Lastの中ボスに使うと、すぐに退場する)があり
ステージ5の補助スキルに威力的にも劣らないうえに
ステージ5の補助スキルよりはチャージ速度が若干速く
無敵時間もあるので、なかなかに便利だった。

初プレイ時の注意点として本作は自動セーブでなく、
ワールド上にある拠点でセーブを行う。(補助スキルの装備も拠点で行う)
クリア後の分岐で右に向かった場所にあるのだが
初見だと拠点が近道に見えるので、拠点には向かわずにステージ2に向かい、
ブロックに挟まれて一撃でゲームオーバーになり
最初からやり直すということになるので
拠点に向かうことは忘れてはいけない。
(このへん、拠点に行った後でステージ2が出る仕様の方が
親切かもしれない)
ライフには余裕があるものの、油断するとゲームオーバーになることも
珍しくないのでこまめなセーブは重要である。

ステージセレクト型なのでより意識することになるが
主人公は最初選んだキャラのみを
最後まで使うことになる。易者の方が簡単である。
易者は低速でも攻撃範囲が広いので、
弾幕を避けるの集中していればいずれ倒せるのに対し、
探偵の低速は攻撃範囲が狭く、
ボスと縦軸を合わせるか、
ホーミング機能のある高速ショットに切り替えないと
弾幕を避けているだけではボスが倒せない。
すなわり、探偵は積極的に攻撃しようとしていかないとボスが倒せない
攻めの姿勢を要求されるキャラである。
探偵の高速ショットは面白いくらいに敵を倒していけるが
速度が速いのもあって、調子に乗るとよく被弾する。
Lastクリアまでのエンディングの内容は
易者の場合は6ボスの後日談、探偵の場合は2、3、5ボスの後日談と
描写される内容が全く異なり、
Exボスで戦う相手も全く別の相手になるので
主人公によってプレイ感覚やストーリーの印象はまた違うものに
なると思われる。

本作のなかで好きなステージをあげるならステージ6で
疾走感あって、氷叩き割っていくの楽しいし(ただし探偵だとよく挟まれる)
ボスの弾幕も雪感があって綺麗。クリア前と後で
ボスのドットも変わってたりもする。
かつて語られた物語の状態のままであれば
5ボスの方が6ボスに来そうなイメージもあって
あえてこういう役割のキャラが6ボスになったのが
本作の渋いところにも思う。
本作、登場人物全員男性な中で、一番寡黙な漢らしさがあるのは
6ボスな気がして、ドラマのあるキャラにも思う。

横スクやギミック、ワールドそしてライフ制など
アクションゲームの要素を加えて作られた弾幕STG。
1ステージずつ集中して遊びたい人や
漢らしいキャラに会いたい人向け。
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