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栞代わりの制作メモ

・ツクールやMMF2などで作ったモノや できるまで

19年7月末フリゲ感想レビューまとめ

このところ、本当暑い日が続きますねぇ。

それはさておき、
いつも通り、プレイしたゲームの感想をまとめていきます。
ふりーむに投稿したのとほぼ同一内容になります。

また、今回はアツマールゲーも一作あります。

1,ぷらり、ね。星屑べーかりー 様 制作)
キャラをボイスで演じさせる戦闘が印象的な
劇団の表現者たちを巡って多彩な夢世界に入っていくRPG。
レビュー本文へ。

2,師匠の弱点どこですか?うえきばち 様 制作)
コミカルに潜んだ断片的な情報をつなげて、暗号を解くような感覚で
明るめお姉さんと謎めいた少年の弟子二人が
師匠の家の中を調べて回る探索ADV。
レビュー本文へ。

3,氷冥界の案内人冷えたらこ 様 制作)
亡くなった魂が案内人と共に、「生まれ変わらせる力」を持つ女王に会うため、
暗くも美しい氷冥界を、慎重に少しずつ進んでいくプレイ感覚が特徴的なACT。
レビュー本文へ。

4,しあわせなのか。ましかく 様 制作)

いん石が落ちて滅亡しそうな世界の中で
その事実を少女に悟られないように青春を謳歌するADV。
レビュー本文へ。

では、本文に続きます。
19073101review.jpg
1,ぷらり、ね。星屑べーかりー 様 制作)

Ver1.06
クリア時間 2時間46分
      +34分(サブイベント等探し)

クリアレベル 28(マニ)

きらきらとした表現者が集まる星屑の街から
結界が失われた。ぷらりおの力で夢世界に入れる少女マニは
街や劇団アリエスで起こる問題を解決も兼ねながら、
結界を元に戻すため星屑の欠片を求めて、
様々な夢世界に入っていく短編RPG。

本作の雰囲気として、全体的に
女児向けの魔法少女ものの30分アニメっぽいノリが特徴的である。
主人公にはマスコットがついていて、
問題が起これば、どこかに夢世界の入り口があって
そこに入って、奥にいるモンスターを倒すと解決して
星屑の欠片が手に入って元の世界に戻っていく流れもそれっぽく、
前半ではマニ以外はパーティメンバーが頻繁に入れ替わるのも
回によって、活躍するキャラが変わるアニメ的な構成に思える。
途中でスタッフロールが流れて、欠片も集めきってないのに終わりかと思えば、
そこから先が後半でパーティメンバーの編成もできるようになって
「過去の表現者」たちとの戦いが始まる。
このあたり、アニメだったらきっとOP曲が変わってそうな2期っぽさが
感じられる部分だった。

夢世界はペンキが所々に塗られた、美術品の並ぶ世界もあれば、
春夏秋の森っぽい世界もあって多彩で、
戦闘背景も世界によって全く異なってくる。
中には、メインキャラのコマが並んだマンガが背景になっていることもあって
そういう戦闘背景がこのメルヘンな世界観に合っていると思えるのも
中々面白いところである。それと、歩いているときに
床によって足音が変わってくるのが繊細な世界観の印象が強い。
可愛らしい世界観であるが
敵を倒すとお鈴の音が鳴ったり、お店キャラがからあげだったり
ややシュールなところもある。

戦闘バランスについて、ザコ敵は味方サイドの全体スキルを使えば
1人でも勝てることが多く、非常に簡単になっている。
ボスに関してもさほど苦戦する要素もない。
本作はシナリオや雰囲気重視のため、難易度が低めに設定されている印象もあるが
それ以上に本作の戦闘ボイスを聞いていると
キャラの戦闘シーンを、いろんな掛け合いを組み合わせて
"プレイヤー"が演出していくのを楽しむようなところがあって
スキルの効果よりも、どういうセリフ言うのかの方が大事かもしれなくて
いろんなキャラのいろんなスキルをまんべんなく使っていく方が
よりアニメチックになって楽しいので、その点では
みんなで全体攻撃スキルであっさり片づけるだけでなく、
スキルを使わせたい一人以外は
通常攻撃させて見せ場を作るという楽しみ方もあるように思う。

シナリオ面について、本作の表現者というのは
劇団が主な舞台になっているのもあって、
アイドルや役者や舞台を作る人達を指している印象が強く、
役者の話であれば、オーディションで選ばれない競争社会な様が描かれたり
アイドルの話であれば、行き過ぎたファンが出てきて
それに対するアイドルの反応が辛辣だったり
全体的には世界観通り緩めなんだけど、たまにちょっとした毒が
含まれているようにも思う。
パーティキャラだと夢世界で内心が描写されるアヤセとメブキ
終盤で重要な役割を果たすコルヴスが
ドラマがあってプレイヤーの印象に残りやすい。
キャラの掘り下げとしては街の人に話しかけていると
メインキャラの名前とサブイベントの表示が出て、
こういう一面があるとかそのキャラについて話が聞けることが
1つある。

いくつか隠し要素っぽいものがあるようで、
エンディングを迎えた後も、ラスボスを倒す直前に戻されて
ゲームを継続できるタイプのゲームだが、
何も変わっていないわけではなくて、プラネタリウムに入って
右に開発室的なものが出ていたり、
シナリオ上で全員仲間になるようで、街を探索してみると
仲間になるゲストキャラもいたりする。
準備中になっているサーカスは、ルインがいる状態で
宿屋の二階にいるあるキャラに話しかけると入れるようになる。
大貧民でSPを稼いで、アイテムと交換できる施設ではあるが、
大貧民は結構運が絡むので、稼ぐだけならお金と交換か、奥の夢世界に
いく方がいいかもしれない。

メルヘンな夢世界の雰囲気を、くるくる入れ替わる仲間の掛け合いとともに
楽しめる一作。
マスコットとかアイドルや魔法少女など
女の子アニメなノリが好きで演じてみたい人向け。

19073102review.jpg

2,師匠の弱点どこですか?うえきばち 様 制作)

Ver1.1
クリア時間 56分(ノーマル3→ノーマル4→ハッピー)
      +12分(ノーマル1→トゥルー)
      +11分(ノーマル2)

魔術師プラタナスの下で修業するも
なかなか上手くできず、今日も魔具を壊してしまい
諦めそうになっているリアことリアトリ―チェ。
そこにやって来たのはプラタナスの新たな弟子ルー、
彼の助言を受けて師匠の弱点を見つけるべく
師匠の家の中を調べて回る探索ADV。

師匠の部屋の扉のパスワードと
部屋にある日記の鍵を探すのが主な目的で
日記を読めたらハッピーエンド、
ある箇所を調べた時に選択肢によっては
エンディングに行くポイントが3か所あって、
様々な情報からある場所に入ると
トゥルーかノーマルエンド1かで分岐する、
といった分岐構成になっている。

本作の謎解きは主に暗号の解読である。
言葉や花の色で表現された暗号を
その言葉や花を見つけることで
数字に変換できるようになって、その数字を用いて
目的を果たすゲームになっている。
スクショやメモを取りながらやるのを推奨する。
扉のパスワードはcherryとその横に並んだ数字に
共通項を見つければ、すぐ解読表が作れるパズルに思う。
日記の鍵に関しては、どこから何歩歩けばいいかについては
比較的見当はつきやすい。
ただ方角であれ?となるプレイヤーは結構いそうな印象がある。
北と言われれば基本的に上方向を連想しやすく
家自体に仕掛けがしてあることに気づくのが難しいと思う。
家中、調べていればそれに関する情報も見つけられるが
自然な流れで出てくるので、スルーしやすい。
これとある場所に入るのに必要なLRの暗号は
自力で解くには難しいように思った。
入り口付近のキラキラを調べれば
段階的にヒントが出て、それでも分からなければ
具体的にどう動けばいいのかの答えまで教えてくれるので
シナリオを追いたい人も安心して全エンド見られるようになっている。
あと、向きによって内容が変わるイベントもあるので
マウスよりはキーボードの方がプレイしやすい。

家の中調べている間も明るく能天気なリアトリ―チェと
どこか冷めたルーのやりとりが楽しめる。
師匠の弱点を探すというのが主なストーリーではあるが、
なかなかキャラとしてトリッキーなのがルー。
最初に出てきたあたりから、素性の知れない感があって
調べている間の会話イベントでも
そういう要素が出てくる。いったいこのルーは何者なのか、
様々なエンディングを回収していく間にも
想像できるようになっていて
シナリオにおいてもいろんな情報を集めて
答えが分かる構成になっている。

オープニングでプライバシーの話をしてた師匠だけども
ベッドまで調べられることになるので
振り返ってみると彼のプライバシーは
思っている以上に筒抜けになっていて
仕事を押しつけられてるっぽいし
弟子へのを想いを日記に綴ればそれを読まれ、
見知らぬショタに弱みを握られ、
魔法をかけられて姿を変えられと
オープ二ングでしっかりしてたけど
意外と不憫な印象もあったりする。

弟子二人のコミカルな会話を楽しみながら、
散りばめられた情報からパスワードや隠し場所を見つけていく一作。
暗号を解くのが好きな人や
頑張る明るいお姉さんや謎めいた少年が好きな人向け。


19073103review.jpg
3,氷冥界の案内人冷えたらこ 様 制作)

Ver1.02
クリア時間 30分(1周目 合格ED)
      +14分(2周目 不合格ED)

病気で亡くなった少女の魂がやってきたのは氷冥界だった。
ここで燃え尽きて消滅する前に、生まれ変わらせる力を持った主に会うために
少女の魂はランタンに入って案内人とともに進んでいく横スクACT。

案内人も少女の魂もあまり戦闘向きではない設定のためか、
ジャンプをした後の着地したときや、炎で正面を攻撃したときに
硬直時間が存在するのが特徴的なシステムで、
うかつに行動すると大きなスキができてしまうので
基本的に慎重に動くことが求められる。
敵の撃つ弾を先読みしないと倒してもダメージを受けることも多く
どのタイミングで動くかも結構重要である。
ダメージを受けた後の無敵時間があんまりないので
ザコに囲まれたりするとやられてしまうことも多い。
本作は全4ステージ+1ボスステージの5ステージ構成で
HPが0になるとそのステージの最初からになる。
ステージ自体はそう長くないのだが、
先述した仕様や初見殺しにより
求められるアクション自体は簡単なものの
慣れるまで簡単にはクリアできないようになっていて、
なかなかやりごたえのある難易度になっている。

システム的に重要なのがSPである。
ステージ開始時に満タンの30あり
遠距離攻撃や回復行動で消費し、
低くなるほど、近距離攻撃で発生する魂の炎が小さくなり
範囲も威力も下がっていく。
敵を倒すことでSPを回復するアイテムを入手できるので
積極的に遠距離攻撃や回復行動を使うこともできる。
遠距離攻撃はジャンプ中にできる唯一の攻撃で
威力は近距離よりもかなり小さいが、
空中にいて弾を撃ってくる敵は遠距離攻撃でなければ倒せない。
本作は最大HPが5で敵によっては2や3のダメージを与えてくるので
こまめな回復も重要だが、回復行動は発動までにかなり時間がかかり
消費SPも10なので、1回使うと必ず近距離攻撃が弱体化してしまう。
敵を倒した後のSP回復アイテムを取る前に使うと
弱体化してもリカバーしやすい印象だ。

設定的にもこのSPは、魂の強さを表していて
ボスステージをクリアした後のSPの値によって
本作のエンドは合格と不合格の2つに分岐する。
本作のボスは全部で3形態あって、
第2形態でザコを倒すことでSPが回復でき、
第3形態はSPが高い場合の近距離攻撃で一撃である。
第3形態は近距離攻撃を使わずに
遠距離攻撃で戦うとかなり強いので
どちらかといえば、合格エンドの方が見やすいように思う。
合格エンドの方がハッピーエンド、
不合格エンドの方がバッドエンドっぽいのだけど
不合格エンド、案内人にとっては
こっちの方がハッピーエンドかもしれない。
合格エンドの方でも少し話題にはあがっているが
不合格の方が案内人がなかなか良い表情してて
最後に表示されるスチルも背中とかポーズとか表情とか
色っぽくて美しくてなかなかに好み。

後、特筆すべき点としてドットが非常に綺麗である。
案内人のダメージ受けたときの表情とか
高所から降りるときにスカート押さえるのが可愛らしい。
またステージ3の背景は本当に綺麗な氷の洞窟で
圧巻の一言に尽きる。
こういうドットの織りなす氷冥界の雰囲気は
非常に魅力的に思った。

氷冥界は美しくもあり、恐ろしい魔物がはびこる世界であり
主人公たちは慎重に少しずつ進むことが要求される
アクションの腕はそこまで必要ないので
敵を一体一体処理していく感覚や
暗くも綺麗な冥界を味わってみたい人向けといえる。


19073104review.jpg
4,しあわせなのか。ましかく 様 制作)

2018.12.12版
クリア時間 44分(ED1)
      +12分(ED3→ED2)
初回信頼度 ナノカ:79、ムームー:94、エイト:55

一週間後、いん石が落ちて世界は滅亡する、
そんなニュースにざわつくなかで「一宮はじめ」こと「イチ」は
退院前のリハビリのため歩いてた病院内で
隠された病室を見つけ、そこで「ナノカ」という少女に
出会う。外の状況を知らない彼女を怖がらせないため
滅亡から目を反らして友人たちと共に7日間を過ごすADV。

本作の特徴的なシステムは時限性の選択肢である。
世界が滅亡しそうになっているため、
こちらに向かっているいん石が空に見えたり
周りの人たちも不安な会話が聞こえてきたり
時には主人公たちも口を滑らせたりする。
そこで選択肢が出るので、
例えば、「汚染」と聞こえてきたら
「おせんべい」の話にするなどで
上手くごまかしたりフォローしたりする。
気づかれなければ信頼度が上がり
怪しまれれば信頼度が下がる。
一日の終わりの現在の信頼度がリザルトで表示されるので
この手の好感度を稼ぐゲームとしてはゲーム性が高く
信頼度をスコアアタック的な遊び方もできそうな印象だ。
この信頼度が一定値以上になると
個別イベントが起こせるようになって、
エンド分岐に影響する。
この時限性の選択肢が来る前は
効果音がなって、誰の好感度が変化するか色で
表示されるので、ゆるめの会話内容と、選択肢の緊張感で
メリハリのある会話イベントになっている。

また、会話以外では自由に街の中を歩けるようになっていて
調べられる箇所が多い。
基本的にはキラキラしている場所が調べられるのだが
それ以外の場所でもイベントがあることも。
これらによって信頼度が変動することがあり
上がることが多い
また、あるアイテムを見つけることがエンド条件に関わるので
積極的に調べていきたい。
調べた場所であっても日数が経過すると
変化することがあり、
こういう探索ADV的な要素も本作は持っている。

徐々に滅びそうな空気感が印象的で、
最初のうちはソシャゲのイベントを気にしてたり
せんべえとどっちがいいと聞かれたりと
主人公も住人達も呑気な感じである。
ペープサートで描かれるキャラたちに
ゆるい会話をしていることもあって
本当に世界滅ぶのかなぁという和やかな雰囲気もある。
だけども、一日が終わるごとに
淡々とお店が閉まったことや海が汚染されたことが
メッセージで表示され、街も行けなくなる場所や
人が減っていて、確実にゆるやかに終わりを迎えようと
している、そういう怖さが徐々にある。
ナノカを怖がらせないために話を反らそうとするのだけど、
自分たちも世界が徐々に終わりを迎えつつあるのを
あまり目に入れたくない、だからあえて和やかに
いつも通りに過ごそうとしている印象もある。

本作のエンディングは3つあって、
一番彼らにとって良いエンドはエンド1なんだけど
安定した王道で日常の延長感がある一方、
他のエンドと比べると日常であるがゆえの物足りなさも
あるかもしれない。
エンド2はエンディング後のシーンにたどり着くまでに
各々努力して、ようやくたどり着いたドラマが感じられて良い。
本作って残された時間で禁断のデラックスパフェ食べたり
学校でみんなで授業やったり海で遊んだり
全力で青春を謳歌しようとするシナリオでもあって
今日も一日楽しかったなぁみたいな雰囲気で
最期を迎えるエンド3はある種さわやかに思う。
どうにもならないことから目を反らそうとする本作のシステムとも
符合していて、これもこれで彼ら的には
やりきってハッピーエンドなんじゃないかと
思えないこともない。

目の前の脅威から目を反らして
いかに今を楽しむか、な一作。
非日常の中での日常を楽しみたい人や
改めて青春を謳歌してみたい人向け。
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