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フリーゲーム Yu-Sha ~境界へのクロスロード~ 感想

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最近は10℃を下回る日も増えて参りました。
寒いですね。ほんと。こんな日はこたつでツクールでもやるのが一番ですかね。
で、今回は「Yu-Sha ~境界へのクロスロード~」という作品の感想です。
作者はKota様です。このゲームの舞台、中盤くらいまでは雪国です。
季節的にもちょうどいいのではないでしょうか。
絵はキャラグラを参考にしたものの、公式にちゃんと主人公のルルの
絵があったことに描きあがった後に気づく。
・・・そっちを参考にすれば良かった・・・。

今月もあと1週間を切りました。
フリゲ感想の記事はこれとあともう1作書きたいと思っています。

法社会的なシリアスなテーマ1本を貫いたシナリオ。

クリアまでの時間 約2時間

村人と兵士の2つの視点がザッピングしながら進んでいくのが特徴的なRPG。
ゲームシステム的にはいたって普通のツクールVX製ゲームであり、
ほぼデフォルトのままと言っても過言ではないかもしれない。
ただ、それは複雑なシステムがないので
そういった点では、とっつきやすい作品でもある。

このゲームはシナリオ重視の作品である。
国同士の戦争が原因で 薬草が取れる洞窟が国の管理下にあり、
村人は薬草を手に入れることができなかった。
しかし、村人のルルは病気の妹のために
薬草を手に入れたい。
そこで洞窟にルルはいつものように侵入することにした。

一方で兵士ロックのストーリーは
兵士長の命令により、貴重な資源である
薬草を盗む泥棒を捕まえるべく、
洞窟に向かう。

たしかに国の定めたルール上では
病気の妹のためとはいえ、洞窟に侵入し、薬草を盗むルルは
罪を犯しているといえる。
だが、道徳的には許される行為ではないだろうか。
法と道徳って一致してないんだなぁ、と考えさせられる内容である。

中盤からはいわゆる駆け落ちもの的な話になる。
ただ、駆け落ちものと書いたが
二人の間に恋心があるみたいな描写はほとんどない。
でも、男女で国を抜け出すという点から考えると
やはり、これがしっくりくる表現かなあ。
でも、ロックはあくまでも正義のためっぽいし・・・。
この作品は徹底したシリアスというのも特徴で
笑えるギャグシーン、甘いラブシーンなどはなかったように思われる。
先述したテーマに集中させるためにこうなっているのかもしれない。
そういった意味ではテーマ一本で勝負している作品である。

ただ、気になった点もまたシナリオにある。
後半からエンディングにかけて、腑におちない。
ラスボスのあの現れ方はたしかにクライマックスとして
盛り上がるとは思う。
でも、肝心のラスボスがなぜ、こんなことをしたかが
描かれていない気がする。
道徳的に罪はないという主人公たちに対して
「本気でそんな理屈が通ると思ってるのか」という事しか
基本的に言っていない。
このセリフも仕事第一だっていう人ならまだ、納得がいくんだけど、
ロック編見ている限りだと、そんな人に見えない。
だとすると、主人公の主張を崩す反論が欲しかったところ。
で、もう1つはエンディング。
ハッピーエンドではなく、賛否両論な内容だと思う。
ラスボスが死亡してしまうのはまあいいとしても、
あの人までもが死ぬ必然性がなかったように感じる。
中盤までのシナリオの進め方が良いからこそ
気になってしまう。

戦闘はおおむね、いいバランス。
ただ、ラスボスだけは非常にスリリング。
2人パーティーで挑むことになるのだが、
1人倒されると身動きが取れなくなってしまうことが多い。
そのため、いかに2人をキープするかという戦いになる。
シリアスシーンの多いこの作品に相応しい
シリアスな戦闘だったといえる。
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コメント

「Yu-Sha ~境界へのクロスロード~」をプレイしていただきありがとうございます

「Yu-Sha」の作者です。
なんか検索エンジンで検索してみたら、ヒットしたのでのぞかせていただきました。

「Yu-Sha」を最後までプレイしていただきありがとうございます。

このレビューをみて、作った自分のほうでもいろいろ考えされられました。。。
丁寧なレビューをいただきありがとうございました!
参考にさせていただきます。

Kotaさん、コメントありがとうございます。
日記の記事でリンクまではっていただいたようで。
面白い作品をプレイさせていただいたことも
あわせて、本当にありがとうございます。
レビューも参考になったのなら幸いです。

  • 2013/04/22(月) 23:51:46 |
  • URL |
  • J-tr #yh3wl5gY
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