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栞代わりの制作メモ

・ツクールやMMF2などで作ったモノや できるまで

19年3月末フリゲ感想レビューまとめ

年度末ですね。
エイプリルフールですが、
今年特にネタがないので。
いつも通り、3月にクリアしたフリーゲームの感想になります。
今回はいろんなジャンルがそろった感あります。

1,右に曲がれ! ( あっぱれ 様制作)
右にしか曲がってはいけない森で
思わず左に進みたくなる! 巧妙な初見殺しを楽しむ掌編PZL+ADV。
レビュー本文へ。

2,コヤギちゃんのバレンタイン ( がろちゃん 様制作)
BGMや操作性の違いに個性が出る、
1人1分7人で街のチョコを集めて配る和やかな掌編ACT。
レビュー本文へ。

3,蒼神詠月録~Legend of Autumnal Tints
 ( SHO Games 様制作)
そのシンプルさゆえに、秋ののどかな雰囲気を感じながら
気楽にプレイできる弾幕STG。
レビュー本文へ。

4,みのりびよりに ( しっぽロボ 様制作)
川で少女と遊ぶ明るい日常と、
人を食べなり替わる妖怪のいる暗さの二面を持つ中編ADV。
レビュー本文へ。

では、本文に続きます。
190331review01.jpg
1,右に曲がれ! ( あっぱれ 様制作)

Ver1.01
クリア時間 26分

魔法使いの師匠ケースに元気になってもらうために
弟子のミンミは魔法が使えなくなって厳格なルールに支配される
「右曲りの森」に元気の宝玉を取りに進む掌編PZL+ADV。


本作の舞台「右曲りの森」は
進むときに、前進かキャラから見て右に進まなければならないという
ルールに縛られており、後退するか左に進むとルール違反として
雷に打たれて即座にゲームオーバーになる。
(壁に向かってや看板を読むために向きを変えるだけならセーフ)
そのため、分かれ道に来るたびに今どの方向を向いていて
その方向から見て右はどっちかを考え、進めるかどうかを考える
ゲームになっている。

冷静に考えれば簡単そうではあるが、左の方に宝箱や看板が
置かれていて、思わず調べに左に曲がって進みたくなったり
制限時間や触れたらゲームオーバーのキャラに追いかけられて
今右がどの方向か考える冷静な判断力を奪われるような状況下に
置かれたりと、思わずルール違反になってしまう状況が多く
頻繁にゲームオーバーを目にする死にゲーになっている。
最初の看板から信用してはいけないし、看板は
読みに行こうとすると詰みになってしまうパターンも多い。
初見殺しも多く、前のステージにあったオブジェクトの数を問う
記憶力クイズや、乗るとどの方向に進むか分からない矢印床
(もちろん矢印床に乗って左に移動するか後退してもゲームオーバー)
となかなかに意地悪なギミックも多く、
死んで罠を覚えるのが本作の基本といえる。
各ステージの最初にセーブできるため、さくっとゲームオーバーになって
さくっと再開できるようになっている。
制限時間や追いかけられ要素のある面では素早く動くアクションが
要求されるが、クイズや初見殺しギミックを避けるパズル要素の方がメイン。

最初に語られる勇者と魔王の歴史、全く本編と関係ないようで
最後までプレイするとしっかり絡んできたのは驚いた。
師匠と弟子の可愛らしい話のようで、
背景は意外にもシリアス寄りな印象である。
元気の宝玉のイベントは、何度も初見殺しでゲームオーバーになってきた
プレイヤーのうっぷんを晴らすためにあんな展開になってるんじゃないかと
個人的に思った。

進むときに前か右にしか進めない、シンプルなルールだけども
様々なトラップで思わず破ってしまう構成が特徴的なゲーム。
初見殺しにかかって、直前くらいからやり直して
少しずつ森の奥に進んでいく、自分の失敗を笑い飛ばして
前に進める人向きな一作といえる。

190331review02.jpg
2,コヤギちゃんのバレンタイン 
( がろちゃん 様制作)


Ver1.00
クリア時間 34分(チョコ4790個、あげた人35人 シークレットエンド)
      +25分(ノーマルエンド→スイーツエンド)

魔王デナイデスに召喚された悪魔の女の子7人が
魔王の為にバレンタインのチョコをプレゼントするため、
材料のチョコを集めにいく掌編ACT。

一人につき一分の制限時間で、大きく分けて6エリアで構成される街の中に
散らばっているチョコを集めるゲーム。
実質的には7分間でどれだけのチョコを集めるという内容で、
チョコを集めた数が一定数以上かどうかで
ノーマルかスイーツかエンドが分岐する。
チョコは落ちているものを拾う以外に、
たまに話しかけるとチョコをくれる人もいる。
逆にこちらからチョコをあげることもできて、
一定人数以上にチョコをあげた状態で
ある人物に話しかけると、シークレットエンドを見ることが
できるようになっている。

街は広大ではあるものの、7分間あれば
余裕をもって見て回れるくらいのボリュームになっている。
1キャラ始まるごとに、ヒントメッセージが
表示され、選択肢が表示されている間は時間が進まない、
1エリアをのぞいて5エリアを自由に行き来できる
マンホールのショートカットがある、
ノーマルエンド、スイーツエンドの場合は
内容的にはあっさりしているが
次のエンドを見るための具体的なヒントが表示できるなど
全体的に親切設計が多く、誰でも遊びやすい。
本作は一度取ったチョコは他のキャラのプレイ時も
復活することはないが、後半3人になると
新たに100個分のチョコが稼げる虹色チョコが新たに
配置されるため、後半3人は前半4人で既に回収した場所に
行ってみても新たなチョコがあったりして面白い。

操作キャラごとに、スタート地点、BGM、移動速度が異なっていて
忍者っぽいキャラが和風の曲で移動速度が素早い、
ピエロのキャラが陽気な曲で移動速度が遅めと
スタート時、OP、EDにしかセリフはないものの
それぞれのキャラの個性が出ていて良い。
セリフのあるイベントについても、
キャラ同士が和気あいあいとしていて
雰囲気の良さが印象的である。
シークレットエンドまで姿は見せないものの、
魔王様もOPで想像される人物像とはまた違った面が
見えて、ほっこりとする展開だった。

一人一分、7人で街のチョコを集めていく
シンプルな街を歩き回る一作。
キャラの個性をちょこっと感じながら
女の子7人の和やかなやりとりを楽しみたい人向け。


190331review03.jpg
3,蒼神詠月録~Legend of Autumnal Tints
 ( SHO Games 様制作)


Ver 1.00
クリア時間 32分(Normal マスリーナ 初見クリア)
      +1時間34分 (Normal マリー、アズール、ロキ。全員初見クリア)
      +31分 (Hard マスリーナ 初見クリア)
      +2時間6分 (Extra マリー 20回目クリア)

ハイスコア Normal 132,512(マリー)
      Hard 98,774 (マスリーナ)
      Extra 11,176 (マリー)

春に起こった、花の女神「木花」の死の真相を探るべく
里の外れにある神社に向かう秋の弾幕STG。

某プロジェクト風弾幕STG。同じ蒼神弾幕STGの、
春の天花譚、夏の怨霊殿、冬の白魔伝と比較して
秋にあたる本作が最もとっつきやすいゲームになっている。
本編が遊びやすい理由として、
弾幕自体が比較的易しめ、
システムがシンプルなスコアエクステンドで残機がかなり多い、
初心者向けの強機体が存在する、
という三点が挙げられる。

本作の弾幕は規則的に動くものが多く、
読みやすいのに加えて、弾速も控えめで密度もそう高くない。
道中はあまり苦戦する要素もないので上部回収もやりやすい。
4ボス以降は初見ボム推奨なスペルも出てくるもの、
大体各ボス1枚くらいである。
(4ボスのホーミングバレット系や5ボスの「ピンクコメットダンス」、
横から来る波がy軸の自機狙いなのに気づくまで初見殺しな
6ボスの「葦原の怒り(大地震)」など)
そのため、初見でも比較的対処できる弾幕が大半を占めており
STG慣れしているなら初見クリアも容易であり、
Normalに限らず、Hardも上手くいけば初見でクリアできる。
最高難度のinsaneも初見4面までは行けたので
おそらくそこまで難しくないと思う。

本作はスコアを稼げば残機数が増える、
シンプルなスコアエクステンド制である。
敵を倒すと落とす青pを回収することでスコアを稼ぐことができ、
(位置に関係なく最低点~表示されている最高点までの乱数が
スコアになる)
稼げるスコアは敵を倒すと落とす緑pを回収する、
ボスのスペルを被弾とボムなしで突破する(+10.0)
ステージクリア(+10.0)で上げることができ、
ボムを使用する(-5.0)、被弾する(-10.0)ことで下がる。
弾幕の難度が低いため、上部回収もしやすく
スペルの取得も自然とできていることも多いため、
敵を倒してアイテムを回収する(あるいは上部にいる)だけで
特に意識しないでもスコアが稼げていることが多く、
数回被弾したとしても、気がついたら5面で
残機が上限に近い数値になっていることも多い。
全体としてかなり被弾回数に余裕のあるバランスにも思う。

本作の自機はアズール、マリー、マスリーナ、ロキの4人なのだが
初心者ならマスリーナが一番プレイしやすいように思う。
ボムにクセがあるが、低速移動で敵を追尾する誘導弾を撃つため
避けに集中しているだけで敵が自然と倒れていく。
(しかもこの誘導弾、威力はそこまで低くないので
スペルで撃ち続けても避ける時間があまり長引かない)
上部回収の位置からでも敵を追尾するためスコア稼ぎにも向いている。
本作は天花の続編的な位置でもあるので、
天花のキャラである彼女はシナリオ的にもしっくり来ると
いろんな意味で優遇キャラのようにも思う。
ちなみに他キャラについて特徴をあげると、
アズールも高速移動中に誘導弾を撃てるが
一度、拡散してから追尾する仕様なので少しクセが強め。
マリーは低速ショットで中型のザコ敵を瞬殺でき、ボムでボスの形態を即座に
変えられるが、攻撃範囲はやや狭いので大きく動かす必要があるが
ザコをなぎ倒す感覚は気持ちいい。
ロキは、高速移動時が貫通弾なので敵が重なって出てきたときに
綺麗に倒せる。

本編は比較的、簡単になっているが、
Extraはやや難しい。弾幕の密度も高めで、気合避け成分強め、
パターン化できそうなのは「閻魔の篝火」くらいか。
(このスペルは弾の向きを意識しないと追いつめられやすい初見殺し系ではあるが)
最高点がかなり上がりにくいため、スコアエクステンドはあまりしない。
本編ではクリアやスペル取得で累積的に最高点が上がっていくが
Extraは1ステージ分だけであり、弾幕の難度が高いため、
ボムを使うか被弾しやすく、最高点が0になっていることも珍しくない。
中ボス撃破、ボス直前のザコ、EXボススペル5「ハーベストアップル」後の
3回ほど残機アイテムを落とすのが救い。
パワーが0からスタートするので序盤は赤pを積極的に集めないと
ザコが全般的に固めなので、マリーですら敵を倒しきれない。
Exボスは通常攻撃で左右に大きく動いて、隙間に
滑り込んで避けるパターンがいくつかあり、判断力を求められるので
難しいと感じたら即座にボムで、ボスのスペル発動まで飛ばしても良い。
本編では必要なかった、高速移動やボムの運用が重要になってくるので
体感的には本作のHard以上の難易度はあると思う。

BGMについて、印象的なのは
3面道中「神々の桃源郷」、5面ボス「秋宵は雅な花の下に」
6面ボス「天孫降臨」の3曲である。
「神々の桃源郷」はサビのフレーズが
秋の川のせせらぎのような気持ちよさがあって
タイトル曲、スタッフロール曲と何度も同じフレーズが
流れるため、本作といえばこのフレーズと
印象に残りやすいように思う。
「秋宵は雅な花の下に」は曲の始まりが少し陰のあるような
手強さがあって、ちょっとカッコイイ感じが好み。
「天孫降臨」は何回もプレイしているうちに
気に入ってきた曲で、ピアノの入るタイミングで
難しめのスペルに入るので、ゲームのクライマックスと
マッチしてて、これも印象深い。

元ネタ的には風神に永夜をミックスしたような構成ではあるが
風神と違って、ボムはむしろ使わないゲームなので
プレイ感覚はまた異なるものになっている。

弾幕やシステム的に簡単なので、
本作は蒼神シリーズのなかでは
気軽にはじめて気楽にクリアできる弾幕ゲーに思う。
シンプルなスコアエクステンドに
秋ののどかな雰囲気を感じたい人向けな一作。

おまけ:スペルカード取得リスト
※クリックして拡大
190331review03omake.jpg
190331review03omake2.jpg



190331review04.jpg
4,みのりびよりに ( しっぽロボ 様制作)

ver1.04
クリア時間 2時間43分 (bad1→bad2→normal→bad4→bad3→true)
※便宜上、badは上から1、2、3、4としている。
+29分{おまけ(真実ルート1,2)}

寂れた片田舎の梹榔町に取材でやって来た雑誌記者の夏樹。
未薙苔川で遊ぶ少女みのりとの出会い、彼女と関わるうちに
梹榔町に伝わる水神様の謎に迫っていく中編ADV。

システム的に制作ツール的に珍しいマウス対応されており、
どこでもセーブロードにスキップ機能とADV的に
あると便利な機能がそろっている。
本作は水神様の謎に迫るシナリオ重視の構成であり、
分かった情報が取材メモとして
いつでも読めるようになっているのが特徴である。
この情報を前提に推理して選択肢を選ぶ場面はないので
あくまでもそのシナリオを読むうえで
判明した情報を振り返るというシナリオ理解の補助的な役割を
担っている。
ただし、メモの終わりの方のページはエンドリストとして
既に見たエンドの情報や、他のエンドを見るためのヒントも
記載されるので、選択肢を選び直す際の参考にはできる。

本作は途中の選択肢でエンド分岐するオーソドックスなADVではあるが
おそらく、badエンドに最初は行く人が多いと思われる。
というのも、良い方向に進む選択肢は
傾向として怪異を信じない、途中で引き返すなど
どちらかといえば保守的な内容が多く、
ADV慣れしてるとそれとは逆の積極的な選択肢、
怪異を信じる、このまま奥に進むなどを選びたくなるからである。
本作には選択肢の両方を見ることで、ある程度何が起こっているのか
推測できるようになるシナリオ構成でもあり
初見ではtrueエンドにはたどり着かせまいという意図もあるように
思う。物凄く意外だったのが、スクショにもある
本作の代表的なシーンっぽいものが実はbadルートだったりする。
先にbadっぽいルートに行こうとしたら、正規ルートっぽい方に
入ってしまって、あわててロードして選択肢に戻るという
珍事も起こったりする。
間違った方を選ぶと少しのイベントを経てエンドを迎えるが
中には中盤くらいでフラグが折れることもあったり
(折れてもそのままゲームは進行する)
終盤ではnormalとtrueに大きく分岐するものもある。

シナリオの雰囲気として、当初はのどかな日常系であり、
川で遊んでいた女の子に振り回されながら
お菓子買ったりゲームしたりする様子を
フルボイスでスチルやSDキャラのミニスチル、
NowLoadingと表示されるアイキャッチなどで
キャラの可愛らしさを魅力的に表現しながら進んでいく。
背景も青々茂った田舎の良さが出てて、
こういう青春を過ごしてみたいと思わせるほどである。

しかし、水神様の話題が関わってくると
ダークな部分が見えてくる。水神様のことを話すみのりちゃんも
トーンが暗くて怖い。水神様の祠には
お供えものが腐っているのか腐臭がたちこめている。
怪物を見かけたり、謎の男に命を狙われたりと
段々とサスペンス寄りの内容になってくる。
どちらかといえば、水神様とはいったい何なのかという
謎に迫る方が本作のメインだと思う。

本作のテーマは大きく2つになると思う。
1つは大切な人の命を奪われた人間の復讐心である。
本作のキーパーソンである人物だけでなく、主人公である夏樹も
過去に大切な人の命を奪われていて、そのどうしようもない
悲しみや後悔、怒りなどの感情に
それは時には夢という形で表れ、縛られている。
夏樹はその過去と向き合うまでを描き、そして
大切な人の命を奪った犯人に出くわしたときどうするか、
決断するのはプレイヤーである。
日常場面はこのテーマに深みを与えるために必要な要素でもあるのだ。
もう1つは家族である。
本作は水神様の伝説に翻弄された家族の物語でもある。
Trueエンドクリア後に見られるようになる真実ルートを2つとも
見ると、特にこっちの方が印象が強くなると思う。
残酷な運命を課せられた母娘ではあり
あんな形ではあるけど、出会うことができ
母は娘に、娘は母にただ生きて欲しくての行動なのだけど
どうあがいてもこの母娘はこういう結末にしかならなかったのかも
しれない。
「あたたかい海の底で」という絵本がキーアイテムになっているあたり
本作は母娘愛の物語ともいえる。彼女から語られた物語が
ハッピーエンドにならなかったのも意味深ではある。
真実ルートを見た後で本編を見てみると、
不可解だったあのキャラのあの態度の意図などが分かってくる、
一人一人のキャラの心情を読むのがしっかり楽しめる、
設定の整合性も高い物語である。

キャラ面について ※ネタバレなので以下反転
夏樹、主人公で調査能力は高いのだけど、戦闘能力はないので
先述した通り、積極的に動くと(保守的に動かないと)よく死ぬ。
本作は彼のトラウマ救済物語でもあるようで、
日常パートで新しい妹ができたと思えば、またそれを奪われる、
本作の日常パートは上げて下げるためのギミックにも思う。
(ただ妹を奪われた過去があるよりは、プレイヤーも関わってきた
みのりちゃんが殺された、という方が
プレイヤーにも彼の復讐心を共感させるためには必要ではある)


みのり、初見は大人を振り回して遊ぶ困った女の子の印象が
強かったけど、最後まで見ると悲劇的なヒロイックなキャラ。
水神様がいないと生きていられないのだけど、
そもそもそうなったきっかけが水神様がみのりちゃんが育つ前に
お母さんを食べちゃったからで、マッチポンプな気がして
水神様に感謝しているのでいいのだろうかとも思う。
彼女が生存できる道ってどうやってもなくて、
水神様に食べられたあと、彼女が水神様になってしまうのか、
それとも、水神様が彼女の感情を引き継ぐのか、
ここの解釈で本作のTrueEndがハッピーエンドかどうでないのかは
かなり分かれそうな印象もある。


久岸かよ、最初はよくいる田舎のおばあちゃんだけど、
bad2を見たあたりで、ああ、この人が猿猴なんだなと気づいて
老獪な策士にしか見えなくなって、家でのこの人の発言は
信用しない方が良いだろうなと見る目が変わったキャラ。
そして、襲撃する際は知的なイメージとは裏腹に
壁を豪快に破壊してやってくる、
意外にも派手な登場が好きなのかもしれない。
夏樹が猿猴と水虎の区別もできないくらい鈍いせいで、
ペラペラと真相を説明する係になったような印象もある。
てっきりあの後、夏樹が死ぬのかと思いきやさっくりやられてしまう、
まさに「冥土の土産に教えてやろう」を体現してくれるお方でもある。


宮里茉莉、ラッキースケベな目にあうお巡りさん、
日常パートで不審者の情報をくれたりもするも
ぼんやりとしていてダークな部分にはついてこれないので
日常パートくらいにしか出てこない。
警官として活躍して欲しかった面もあるけど、
出たらすぐ死にそうな気もするので、これでいいのかも。

正博さん、筋肉ごつごつした農家にいそうな(だけど配達員が本職)
おっちゃん。まさか、みのりちゃんじゃなくて
彼と会ってライターをもらうことがTrueの条件とは思うまい。
(てっきり、血だまりでみのりちゃんが既に殺されていることを
夏樹が推理できるようになるとか初見では思ってた)
さりげなく、戦闘能力が高いのか、みのりちゃんがボロボロで後半
出てくるあたり、水神様をボコボコにした疑惑あり。
エンド後もみのりちゃん(後)の面倒を見ているなど、あらゆる意味で強キャラ。
こういう点をふまえて、彼はさんづけしておきたい。


野本俊、事件の黒幕っぽい顔して出てくるけど、
水神様に運命を狂わされた一人。さりげなく和服とか
和室とかセンスがカッコイイキャラ。
家族の命を奪われた復讐というテーマから
将来の夏樹の姿、先代の夏樹の姿など、
夏樹と重なる部分があるように見えて
実の娘のみのりちゃんを見たとき、内心何を思っていたのか
気になってならない。
相討ちに近いが、猿猴を倒すあたりさりげなく凄いことをしている。
内心、生きてて欲しかったキャラでもある。


野本広恵、みのりちゃんのお母さんで
みのりちゃんをそのまま大きくしたような感じで美人さん。
(野本家全体的に好みのデザイン)
本編では名前しか出てこないんだけど
真実ルートでは主人公。まだ身ごもってるのに
食べられてしまうだけでなく、(ハッピーエンド解釈をするなら)
水神様になった後はその娘を食べてしまう運命になるという
難しい問題に直面する。母娘として普通にみのりちゃんと
接することができたら、どんな家庭になっていただろうか。
みのりちゃんを食べた後、この人はどうなったのか
先の解釈で前者を選ぶと気になる点の1つである。
個人的には娘を見守っていると解釈しておきたい。

豊富なスチル等視覚的に凝っているのに加えて
シナリオでも復讐と家族という二本のテーマを
添えた、キャラの意図が考慮された設定の整合性の高い一作。
田舎的の明るいのどかな日常と水神様の伝統という闇、
両面を感じながら難しい問題に向き合ってみたい人向け。
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