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雪と夜空のゲームセレクト 感想レビューまとめ・2

yukiyozora_bana.png
とりあえず前回同様に雪と夜空のゲームセレクト関連の
感想記事まとめになります。
ふりーむに投稿したものと内容自体は同一です。
この企画以外でプレイして感想を書いたものについては月末に
別枠でまとめます。

7.聖者と雪と星降る夜 (Felt Moon 様 製作)
星が降る夜に、聖者が町や公園を探索する手探り感が特徴の掌編ADV。

16.ブラックサンタと雪だるま (あっぱれ 様 製作)
雪だるまが溶ける前に最奥を目指す、マルチエンドな避け掌編ACT。

18.昇霊士クリスと雪に響く歌声 (ハルマキ 様 製作)
ユーザーライクで丁寧な設計の物理と魔法を使い分ける王道短編RPG。

22.星空のリコルド (生米 様 製作)
夜の世界を探索して困っている人の頼みを聞く、テーマ性の強い掌編ADV。

では、本文は続きから。
7.聖者と雪と星降る夜 (Felt Moon 様 製作)

クリア時間 16分

星が降る夜に、聖者が町や公園を探索する掌編ADV。

本作は、調べるとメッセージが出るイベントが多く
そこからどういう状況なのかを手探りで探っていくタイプの
ある種の雰囲気ゲーである。

星が降ってきてそれに当たるとHPが減るという
要素があるものの、減る値は少ないので
難易度は低く、探索がメインになっている印象。

左上に表示されているメッセージにしたがって進めていくのだが
初見だとプレイヤーが操作している聖者とはいったい何者なのか
公園に現れるシルエットで表示される思念は何者なのか、
最後まで分からないまま進んでいく。そして、最後の最後に
衝撃的な事実が明かされてという構成になっている。
現代もののように見えるが、実際は・・・という一作である。
こういう背景を考えるというよりは、ただ感じるというプレイ感になる。

手探りで探っていく感覚は面白いので
何か現代もので、ちょっと不思議な世界観を感じてみたい人向けな一作だろう。

16.ブラックサンタと雪だるま (あっぱれ 様 製作)

初回クリアまでに10分、Sランククリアまでに46分。

雪だるまが人間になるために、いろんなものを避けながら
遺跡の最奥を目指す避け掌編ACT。

本作は、シンプルに言えば避けACTである。
ゾンビに触ったり、穴や水場やらにはまったりすれば
即座にゲームオーバーになり、初見殺しも1つだけある。
雪だるまは段々と速度がおそくなっていくのだが
一番最初の速度が相当速いので、
慣れるまで制御できなくて、穴にはまるのもよくある話。
そして、初見殺しや雪だるまの挙動に慣れてきたところで
ようやく一回クリアできるというゲームである。
初回クリアまでに10分、なのでそこまでハードルは高くない。

クリアして、それで終わるゲームではない。
クリアするまでにどれだけ早く、かつ
どれだけ「黄金あられ」を集めたかによって
エンディングが変化するのだが
「黄金あられ」の位置が、水場の近くだったり
ゾンビに出口を塞がれる袋小路だったりで
ゲームオーバーを誘発させる上手い位置に配置されている。
それに加え、ただクリアするだけなら怖くもなかった
人間ポイントを奪う敵や、移動速度を下げる敵が
脅威になってくる。
クリアするだけならそこまででもないが
良いエンディングを見ようとすると、少し高めの難易度になるという
なかなかに楽しめる難易度調整になっている。

エンディングについて、S以外は
この作者の過去作からキャラクターが登場し、
らしい会話をするので、
この作者の他ゲーをやっているほどニヤリとできるし
キャラに興味をもったのなら、出典も明らかにされているので
プレイもしやすいようにできている。
Sについては、意外な人物ではあったが
本作のシナリオ的にしっくりくる人物であり
なかなかにハッピーエンドで良かった。

少し難度は高めだが
スリリングな避けが楽しめる一作であり、
ちょっとしたアクションをやってみたい人向けだと思われる。

参考までに
初回クリア記録:Bランク
残り時間88秒 黄金あられ17個 奪われた人間ポイント0

Sランククリア記録
残り時間68秒 黄金あられ31個 奪われた人間ポイント20

個人的なSランクのコツ
・1層のゾンビメイドが
ウロウロしているところ(大地のところ、初見殺し直前)で
1回右にメイドを誘導する。
・2層(洞窟のところ)は最初の分岐を一度直進して右ルートに向かい
黄金あられを2個回収してから、逆走して左ルートに進む。
その後、左ルートで魔法陣を使う。

18.昇霊士クリスと雪に響く歌声 (ハルマキ 様 製作)

クリア時間 54分
クリアレベル 8

山奥から聞こえる歌の主を救うため、昇霊士クリスと
その護衛の騎士レベッカが活躍する短編RPG。

全体的に丁寧にかつ、ユーザーライクに作られた印象で
属性は物理攻撃と魔法攻撃のみで分かりやすく、
OPについても、村に行くことになったいきさつも
舞台を変えて細かく描写しながらも
比較的一場面一場面は、短めになっていて
プロローグ後、タイトルを表示した点も含めて
場面構成が丁寧に作られた印象がある。

調べられるものについても、光っていて分かりやすく
なっている。ただ、この点については
アイコンまで表示されているせいで
何を調べているのか分かりづらい点は好みが分かれるかも。

アイテムを手に入れたときに
手に入れたアイテムのグラフィックが大きく表示される演出も
良くて、後半の戦闘であるキーアイテムが使用される場面で
演出的にも活用されている点も良かった。

戦闘について難易度は高すぎず低すぎず良バランス。
途中でヒントが出る通り、挑発を使ってから
物理攻撃をメインに使う相手なら鉄壁の守り、
魔法攻撃をメインに使う相手なら魔法障壁を
使うことで、ダメージをかなり抑えられる戦略が非常に役に立つ。
しかも、今作は物理を使う敵、魔法を使う敵が
きれいに分かれており、騎士のレベッカが
スキルがそろってくると、防御面で非常に活用しやすい構成になっている。

シナリオについては王道路線で
困っている人の頼みを聞いて悪役を倒す、というもの。
全体的にプレイしやすく、手軽にできる王道RPGをプレイしたい人向けと
いえる一作。

22.星空のリコルド (生米 様 製作)

クリア時間 32分

12歳の誕生日に星空を見るために、夜の世界(町と森)を
双子のステラとノッテが探索する掌編ADV。

システム的な面で、星空を見るために向かう丘に行くには
6つの合言葉が必要であり、その合言葉を聞き出すために
森の住人たちが求めているものを町で探してくるというゲーム性である。
ただ探すだけではなく、森の中には黒い動物がいて
これに触ってしまうとゲームオーバーになるという
ちょっとした避けゲームの要素も持っている。
終盤ではこの動物から逃げる、追いかけられ要素もあるが
いずれに難易度は低めに設定されている。

本作の舞台は常に夜の状態であり、
街の住人たちがみな光の妖精で、光が立ち上っている演出もあって
非常に幻想的な雰囲気を味わえるのが魅力のゲームだ。

この世界を見ていてプレイ時に疑問に思ったのが
「なぜ、この世界には主人公の双子以外には
人間がいないのだろう?」という一点である。
そして、プレイを続けると、主人公もあることを疑問に思い、
森の住民たちが合言葉を教える際に意味深なことを言う。
そして、最後に、この世界の謎が明らかになるという構成で
シナリオ面からも探索できるようになっており、
これらの幻想的な世界そのものが、本作のテーマのために
一貫して構築された伏線になっており、最後の合言葉で、
時計にプレイヤーを誘導させて自然とこの世界の謎にも
ある程度気づけるようになっていることが面白い点である。
ステラとノッテ、二人の名前も
シナリオに関連してくる点もまた上手いところだと思う。

このゲームにおける夜というのは
非日常、停滞を象徴していたのだろうなぁと思ったもので
そういった非日常はいつまでも続かないという
そんなメッセージもあるように思える。
しっかりとしたテーマをもって作られた印象が強いので
シナリオゲーとしても雰囲気ゲーとして味わい深い一作。
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