栞代わりの制作メモ

・ツクールやMMF2などで作ったモノや できるまで

雪と夜空のゲームセレクト 感想レビューまとめ・1

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前回、予告した通り、雪と夜空のゲームセレクトの
レビュー感想まとめになります。
ほかにも2作ほどクリアしてるのがあるのですが
それはまた後日(つまり第2回も予定してます。3回くらいやろうかな)
とりあかさんの企画の感想記事は、初期のブログの感想記事(
思い出しますねー。
あの頃よりはしっかり+緩めの感想になってるかと思います。
いつも通り、ふりーむにあるものに関しては
ほぼ同様(誤字はちょっと修正してます)の内容になります。

3.すのー☆あんど☆ないと (飛電モート 様 製作)
オリジナルキャラが彩る、お嬢様と騎士のほんのり百合風味な短編RPG。

5.太陽と月のエトランジェ (桃隆 様 製作)
異質な敵がはびこる中、過去の恋愛を未来の母性が救済する渋い掌編RPG。

10.snowman (ヴィズ 様 製作)
アンデルセンの童話を人の想いが強調されるようにアレンジした掌編NOV。

12.この物語は悲劇である~虹の魔石の伝説・外伝~ (ゆわか 様 製作)
3Dのカメラ機能を使った探索が面白い、屋敷を探索する掌編ADV。

13.君と俺とひみつの夜空 (イシル 様 製作)
雪のエフェクトが印象的で、前哨編として興味を持てるシナリオが魅力的な掌編RPG。

では、本文に続きます。
3.すのー☆あんど☆ないと (飛電モート 様 製作)

クリア時間 1時間20分
クリアレベル 9

お嬢様シャーベットを護衛しながら、
神殿を目指す女戦士ナイトの短編RPG。

システム面として、素早いキャラほど何回もターンが回ってくるシステムで
画面に雪だるまなどが描かれていて、敵キャラもすべてオリジナルで
味方キャラも行動に合わせて顔グラが変化するという
戦闘画面の見た目が、通常のツクールの戦闘画面とは違うものに
なっており、オリジナリティがあって新鮮である。

難易度はレベル上げなしでもサクサク進める。

シナリオ面から、アイスミラーのあたりから表出するが
シャーベットが困ってる人を見ると首を突っ込みたくなる性格で
それにナイトが振り回されるという構図が主となる。
ただ、全体的に比較的あっさりした展開になっている。
百合表現があると表記されているものの、
それらしい描写があるのはラストくらいで
それも単に「一緒にいたい」というレベルなので、
クリア後のおまけ部屋で言われるくらい本当に「ほんのり百合」の分量。
後は、サンドイッチとかを食べてるシーンとかの方が多く
百合要素で敬遠する必要は多分ない。
ただ、その代わりに流血表現の方が少しあるので
そちらのほうを気にする人の方がいそうな印象。

全体的に手軽なイベントで構成されているので
流血が苦手でなく、女性2人の旅を楽しみたい人向けな印象である。


5.太陽と月のエトランジェ (桃隆 様 製作)

クリア時間 39分
クリアレベル 8

放浪の旅人ソレイユの故郷にて異変が発生する中、
行方不明になった男を探すべく、リューヌと共にダンジョンを攻略する掌編RPG。
ダークな敵に、渋い物語が背景で展開されるのが特徴。

難易度は全体的に低めであり、基本的なRPGのシステムではある。
特徴的なシステムとして
TPを消費することによりすぐさま発動できる「即時発動」が挙げられ
回復や攻撃力アップ、毒、暗闇などの補助的な効果を
ターンがはじまる前に使用できる。
特に毒、暗闇などはターンを使ってまで試しうちしづらいものであり
本作では敵に比較的有効なのもあって、使いやすくなっている。
ラスボスにも暗闇がごくたまに有効なのもあって、
リューヌは即時発動後、能力低下をかけるといった戦法に
上記のクリアレベルで何とか辛勝という結果だった。
その点では前作よりは、難易度は微増した印象もある。

前作であるセゾンの太陽との大きな違いとして
敵グラが彩度の低いダークなものが使用され
全体的に見た目で直感的に属性を判断しづらくなった。
その代わりに名前の末尾に属性が書かれているのだが
前作よりは判断しづらい分、最初は少し戸惑った。
それゆえ、前作と比べると異質な敵と戦っている印象が強く
夜夢(ナイトメア)という名前に合った雰囲気が出ている。

本作のシナリオのメインは、どちらかといえば
ソレイユとリューヌではなく、ソレイユと幼なじみのシエラであり
ボスを倒した後に、シエラの家に行くことで
物語の裏側にあたる物語が展開される。
最初に示唆されているとおり、ただの幼なじみという関係ではない。
なかなかに大人向けの渋い物語を書くなぁ、と
プレイ中しみじみと思ったものである。
なんというか、某FEの紋章2部や聖戦などに描写されそうなドロドロとした恋愛を
プレイしていて思い出したもので、このあたりをリスペクトした印象だった。
ただ、それだけではダークでシビアなので
そこにリューヌという、母性(前作はお色気ギャグキャラだったけど今作の場合は
子どもに懐かれている描写も含めると、
この表現の方が適切な気がする)を入れることで
カフェオレのようにマイルドで、後味の良い結末を迎えたように思えた。
最終的に見るとリューヌの方が名前とは逆に
この作品における「光」のような存在になっているのがまた印象的である。

比較的に手軽に、戦略的な戦闘と、大人向けな渋めでありながら
後味の良い物語が味わえる一作だろう。

10.snowman (ヴィズ 様 製作)

だいたい4分くらいで読める雪だるまの掌編NOV。
本作をプレイ後、元ネタがあることを知ったので
元ネタのスノーマンも読んだ後に
本レビューは元ネタがどうアレンジされたのかを主軸に書く。

アンデルセンの童話をアレンジした読み物で
元ネタよりも文字数に制限があるのもあって
少しシンプルになっているのと
ある一点が変更されたことにより、
少し物語の重点が変わったような印象を受けた。
元ネタは「あるべき姿に戻ること」に重心を置いていたのに対して、
本作は、雪だるまを作った男の子と
途中で出てくる女の子、の思いの強さの衝突が主軸になり
冒頭の「男の子が一生懸命作ったので雪だるまに命が生まれた」
の方が強調される構成になったように思えた。

また、元ネタのほうはストーブと火かき棒という
物体自体に必然的な関係性があったのに対し
本作は、物体自体には必然的な関係性はない。
それでもなお、雪だるまは「恋」をしたのだから
必然的なレベルになるまで、女の子にとっても
それは大事なものだったのではないかと考察でき
物に宿った人の思いに着眼した作品になった印象だ。

12.この物語は悲劇である~虹の魔石の伝説・外伝~ (ゆわか 様 製作)

クリア時間 13分

扉の向こうに逃げ込んだ殺人鬼。
扉を開けるために3つの鍵を探す掌編3D探索ADV。

SMILE GAME BUILDERと探索ゲームの相性の良さが
本作をプレイしてまず印象的なことで
カメラを回転させて物を探すというのが
なかなか楽しいと感じた。

本作は、謎解きは鍵や手がかりを探すのみで
探索要素のみで全て解決できる易しい構造になっており
プレイしやすい。

気になった点をあげるなら、殺人鬼の逃げた部屋の扉を
開けるには鍵が3つ必要であるが、
どの鍵でも良いわけではなくて
鍵の中には宝箱の鍵や、ほかの扉の鍵もまざっているので
そこが分かりやすいとよりプレイヤーライクになる印象。

シナリオ面では、結末が描写されなかった点が
好みが分かれそうな印象である。
タイトルでもプロローグでも
「この物語は悲劇である」と強調されている以上、
スッキリしない悲劇的な結末を期待したくなるが
本作は結末があまりハッキリしないので
人によっては、クライマックスの直前で
突然、ゲームが終わってしまった感が残るかもしれない。
ただ、物語の途中で挿入される回想シーンが、最後になって
プレイヤーに誰を描写したものだったかが
分かるようになっている点は良かった。

3Dの探索要素は面白いので、そこは一見の価値ありな一作。

13.君と俺とひみつの夜空 (イシル 様 製作)

クリア時間 22分

雪の夜に起こった少年フォルティスと少女(赤ちゃん)の
ちょっとした掌編RPG。

プレイ開始当初から、雪のエフェクトが印象的で
画面エフェクトを活かした作品。
後半になると、また別のエフェクトになるが
今作の最大の見せ場ともいえる演出になっている。

本作は、別の作品のプロローグとしての役割があるらしく
研究所とか、なぜ、主人公のフォルティスだけが
花が光っているように見えるのかなど
いくつかの謎を残して終了するので
そのあたりはほかの作品で明かされることを期待したい。

そういった背景もあってなのか
キャラや設定は作りこんである印象もあって
2回話しかけると、1回目と違う話が聞けるので
そこからその一部が垣間見える。

戦闘は3回あるんだけど、3回目が
少し厳しめなバランス。
2回目の戦闘は剣じゃなくて
雪玉で戦うのは面白い発想だと思った。

短いながらも、ボーイズミートガール(いやベイビーかもしれないけど)
親子間のすれ違いなどのシナリオとキャラが描写できているので
ちょっと世界観の一部を覗いてみたい人向けであり、
本編もシナリオ重視ゲーとして期待できるくらいの一作であると
思われる。
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