栞代わりの制作メモ

・ツクールやMMF2などで作ったモノや できるまで

17年1月末 フリゲ感想レビューまとめ(結界魔導士サフラン・走れ!モノくん・ゆりかごの夢)

ここのところプレイしたフリゲの感想記事になります。
雪と夜空のゲームセレクトに関して一部感想投稿をはじめてますが
こちらは別枠で感想記事をまとめる予定です。
いつも通りふりーむに投稿したものと同一の内容になります。

1.結界魔導士サフラン (HMKEY14代目 様 製作)
少年が魔導士の試練を受けるべく遺跡を攻略する
キャラデザが個性的な掌編RPG。

2.走れ!モノくん (くらりシっど 様 製作)
迫りくる闇から逃げる、ギミックやボスの行動パターンの多彩な
難易度高めの半強制ジャンプACT。

3.ゆりかごの夢 (絹笠マルニ 様 製作)
一枚絵マップの雰囲気が魅せる、創作に関わる一貫したテーマをもつ
童話の世界を探索する探索ADV。

本文は続きから。
1.結界魔導士サフラン (HMKEY14代目 様 製作)

クリアまで42分
クリアレベル 14

面倒くさがりな少年が魔導士の試練を受けるべく遺跡を攻略する掌編RPG。
敵味方双方のキャラデザが個性的なのが特徴か。

まず、仲間になるブラコンの妹の腕が触手だったり獣になっているのが
目に入り、次に仲間になるのが常に笑顔のシスター、
そして最後に装備がすべて世紀末な筋肉モヒカンという
なかなかに個性的なメンバーが仲間にすることができる。
そして、敵についても見た目については全く引けをとらず
ヘビと狼が合体した「スネイクウルフ」、
人間の脳みそをしょったクモ「ブレインスパイダー」
果ては発電機をつけた「エレクトロ破戒僧」など、何でもありな世界観。
敵も味方も出てくるキャラが自作なのもあって
インパクトのあるRPGである。

ただ、それとは対照的にシステム面では実に普通なRPGで
脱出アイテムが用意されている、クリアレベルが表記されているなど
比較的プレイヤーライクに作られている。

戦闘バランスに関して、防具を優先して買っていくといいという
アドバイス通り、敵の攻撃力は高めであり、
新しいエリアに入った当初は油断すると全滅しうるバランスである。
ただ、レベルが上がりやすいので
比較的、短い時間で対処できるような強さになっていくという
強さを実感できるバランスといえる。
敵に関しては、敵ごとに個性が出るように作られており
こだわられている印象である。
ただ、ラスボスに関して、麻痺が入ったのもあるけど、麻痺がなくても
サンダーで300×3くらいのダメージが入って、3ターンで倒せるので
ザコよりは苦戦しない印象だった。

シナリオについて、そもそも主人公が面倒くさいと思いながらも
試練を受け、試練を終えた後も、毎日が楽しいからこれでいいか!といった
ノリの軽い話であり、先述した妹が呪われてる理由だとか
そういう話は一切出てこない。
キャラデザが濃かった分、あまりキャラの掘り下げがなされないのは
少々もったいないように感じる。

初見では濃そうな印象を与えるものの、全体としてはあっさりまとまったRPGであり、
戦闘バランスは、優しめでありながらも結構しっかり設定されているので
スナック菓子の感覚でなんとなーくRPGをやってみたい人向きの一作だろう。

2.走れ!モノくん (くらりシっど 様 製作)

クリアタイム 46分
クリアまでの累計Death 96

迫りくる闇から逃げてステージクリアを目指すジャンプACT。
ノーマルモードでプレイ。

射程の短い光を敵や敵弾にぶつけて倒すと 大きな光ができるので
それを投げて進むっていうのが本作の攻撃方法であり、
ボスステージでは、その大きな光をぶつけることで大ダメージを
与えることができるというシステムになっている。

もう一つの本作の特徴として、通常ステージでは
後ろから闇が迫って来て、これに接触してしまうとワンミスになる。
そのため、スピーディな操作が要求されるゲームでもある。

ツララを流れるブロックで防いだり、トゲの上をブロックに乗って進んだりと
ギミックが豊富で、ボスに関してもHPが半分になると
行動パターンが変更されるなど、1つ1つのアクション要素が
凝っているのが本作の魅力である。

本作の難易度は比較的高めになっている。
プレイして苦戦したポイントはまず、ステージ3。
先述したとおり、後ろから闇が迫ってくる半強制スクロールなのだが
後ろに進まないといけない場面があり、ここでDeathが増えた。
一番苦戦したステージは4で
上下に移動するブロックの上を渡っていく場面があり、
どうも入るタイミングによって、ブロックの動き出すタイミングが変わり
最後のブロックに足が届かないこともしばしば。
こうシビアな分、クリアしたときの達成感は大きいともいえる。

気になった点として1つ。アクエディ系のゲームによくみられることだが
被弾後の無敵時間がないため、連続して被弾するとHPが
あっという間に0になってしまうので、ここだけは無敵時間あるほうが
もう少しプレイしやすくなるように思えた。

ラストステージがSTGになっており、ラスボスが目で
一見すると味方のようなキャラが敵になるというストーリー、
そして、前述した敵の攻撃を光にして投げ返すシステム。
有名なところで例えるなら、初代カービィ的な楽しみ方ができる一作なので
ぜひACTの腕に自信のあるならプレイしてみてほしい。


3.ゆりかごの夢 (絹笠マルニ 様 製作)

ひとまずEDまで 1時間30分
全ED回収まで  上記の時間+2時間

夢を捨てた女学生、陽が童話の世界に迷い込む探索ADV。

厚塗りの一枚絵マップで構成された童話の世界を
探索していくゲームであり、絵の雰囲気が非常に
世界観にマッチしているのが特徴で、
現実世界はドット絵で描かれたり、
途中で裏の世界に迷い込んだ時に紙が見えたりと
世界観の切り替えも挿入され多彩な雰囲気を味わえる。

童話の世界が舞台なだけあって、様々な童話を
本作はモチーフに取り入れている。
主人公の名前は陽であるが作中ではドロシーと
様々なキャラから呼ばれ、魔女が住人を困らせているという
「オズの魔法使い」を彷彿とさせる展開もあれば、
童話の世界に迷い込む際にはウサギに案内されるという
「不思議の国のアリス」っぽくもある。
西洋の童話だけではなく、絶対に中をのぞいてはいけない
という日本昔話「つるの恩返し」まで取り入れていたのは
驚いたが、こういう童話要素もあって
展開的にも童話の世界観が表現されている。

童話といえば子ども向けのイメージがあるかもしれないが
童話ならではのナチュラルな残酷さや恐怖が表現されるシーンが
あり、(例;インディゴの青い花を持っていた子どもを
ぐしゃっとつぶしたりとか、ある人物の妹の末路とか)
追いかけられ要素も3か所ほどあるので、
ホラーゲームとしても楽しめそうな要素もあった。

探索、謎解きの難易度は若干高めな印象。
追いかけられ要素は簡単ではあり、ゲームオーバーになる場面は
あまりないが、どう進めていいかで詰まる場面はいくつかある。
魔女の館までは攻略サイトなしでもなんとかなったものの、
館の宝箱の解錠(色のついた本が、入ってる本棚の中で
左から何冊目にあるかでカウントしたくなって6582になる)、
なぞなぞ兄妹(何日か間をあけてプレイすると
妹の方を一文字で答える問題は、ひらがななのか漢字なのか
プレイヤーに分からなくなることがある)、
EDルート分岐(5ページ目はイベント後、王子がいなくなったように
見えて、初見では見逃しやすい)
あたりは厳しかった。

シナリオにおいて、本作は「創作」というものが根っこにあるシナリオで
全編通して「創作は作り上げるのには長い時間がかかるのに対し
否定されるときは、ほんの一瞬である」という問題に直面していた
ように思える。
絵だったり、小説だったり、ゲームだったり、何かしら創作をしたことがあり
それを人目につくところに出したことのある人間にはこれは共感できるテーマだろう。
おそらく、作者もこの問題にはしばしば直面したのではないだろうか。
この問題を逆手にとって、本作は解決された結末があり
ここまで、この問題をテーマとして一貫した点は
非常にシナリオの構成が良いと思う。

印象に残った人物として、錦について触れておきたい。
女装してこの世界に乗り込んできた男という
童話の世界から見ると、イレギュラーな存在なのだが、
進むうえでは、彼の肩を借りることで上に進める場所があったり、
陽を心配したりとやりとりがほほえましく、頼りになって優しく
個人的に結構気に入っているキャラである。
ED3に関してはこの「女装した男」というイレギュラーな側面が
活用された結末であり、こういう解決策もあるという点で感心し
切ないが男らしいものだった。
ED1見た後、彼の後日談も欲しかったなぁと。

後半が難しいのである程度は攻略サイトが必要になるものの、
本作の雰囲気、シナリオは非常に洗練されたものであり、
童話的な作品が好きな人からちょっとしたホラゲーをやりたい人まで
満足できそうな一作である。
ただテーマ的にはやはり、創作者こそ、このゲームは
ぜひともプレイしてほしい。
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