栞代わりの制作メモ

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16年12月末 フリゲ感想レビューまとめ (神殿騎士物語・Chloe)

ひとまず今年、感想を書いたものについては
今年のうちにブログにも書いておきたいなぁということで
フリゲ感想、今回は2本です。
3本にしたかったけど、感想をきちんと書いてると
結構時間かかるもので
今年中にもう1本は難しいと判断してひとまずまとめ。
いつも通りふりーむに投稿したものと同一の内容になります。

1.神殿騎士物語 (とみする 様 制作)
個性的なスキルと、プレイヤーをいい意味で裏切るダブルシナリオなRPG。

2.Chloe      (ベルカゲ 様 制作)
登場人物2人ともが可愛らしいからこそ、つきつけられるシリアスな運命が特徴的な
勇者の娘が倒すべき魔王の娘と3日間を過ごす掌編ADV。

続きを読む から 本文に続く。
1.神殿騎士物語 (とみする 様 制作)

クリアまで約40分
サクサクモードでクリアレベル 9

雪原から依頼を受けた騎士が呪いを解くために
兵を連れて旅に出る物語と
とある密命を受けた神父とくノ一が旅をする物語、
この2つの物語が交錯する掌編RPG。

システム面から、オーソドックスな戦闘システムではあるが
本作のプレイヤーサイドのキャラは独特なスキル構成が特徴的である。
具体的に紹介していくと、
TPシステムを弾丸として戦う神父、
全員の防御、防御を陣形という形で指揮できる騎士、
敵からではなく、味方からMPを吸収できる妖精、
行動選択中に攻撃を加えることができ、さらに
服を犠牲にして一度だけなら戦闘不能にならない空蝉が使えるくノ一など。
非常に設定にマッチしたスキル構成であり、かつ
ほかのRPGでは見られないような独自のスキルが多かった。
空蝉はスキル説明通り、使用後は服が脱げたり、
くノ一の奥義はカッコいいカットインっぽい演出が入ったり、
基本的には戦闘はサイドビューだけど、
一部のボス戦や空中戦になるとフロントビューになったり、
細かい部分にこだわりをもって作られた印象もある。

難易度的にはサクサクモードでプレイした印象になるが
回復ポイントも多く、ザコ敵もテンポよく倒せる。
スキルの中ではセカンドショットがかなり強く
ボスでもかなりの量のHPを削れる。
以上の点から比較的簡単でプレイしやすいほうになる。
本作はほかの難易度もあるので、高めにすることも可能だ。

本作で印象的なのはシナリオの構成にある。
2つの物語が本作では展開されるのだが、
神父とくノ一の視点での物語が始まると
騎士の視点で進んできた1つめの物語の意味合いが全く
変わってしまうのである。
いわゆる「信頼できない語り手」に近い技法が本作のシナリオには
練りこまれており、プレイヤーがミスリードされていたことに
気がつくのだ。プレイしていて驚いた部分であり
2つ目のシナリオからどう1つ目のシナリオとつながるのか
予想できなくなるので、プレイを続けたくなるようにも
なっている。
こういうシナリオの都合もあり、序盤のマップが
終盤では全く違う意味をもつというのも面白い。
終盤は王道展開になるが、エンディングは
思ったよりも優しくもカッコいいものを迎えたのが良かった。

プレイしやすく、シナリオ面で驚かされる一作であり
ちょっとした中世の王道向けRPGをやりたい人向け。


2.Chloe      (ベルカゲ 様 制作)

初回8分 イベントコンプまでプレイして40分ほど。
バッド→ノーマル→トゥルーの順でED。

勇者の娘が倒すべき魔王の娘と3日間を過ごす掌編ADV。
1プレイが10分ほど、高速化もあるのでお手軽にコンプリートまでプレイできる。

クロエは幽閉されていた関係もあって外のことは
本で読む以上のことは知らないのもあり
エマが比較的冷静なお姉さん、クロエが感情豊かな女の子的な
基本的にそんなポジションに落ち着いて、ほのぼのしたやり取りを楽しめる。
同じベッドで寝たりするけど、かわいらしくて万人向けのソフトな百合。
ときどきスチルもあって、この2人の魅力がよく出ている。
イベントの中では、エマが非常に活き活きしてる怖い話2、
お掃除あるあるな物置2あたりが特に好みだった。

システム的には8つの選択肢から1日に4つを選んで
フラグの本数でエンディングが分岐する方式である。
1回でも選択すれば立つフラグがあるので
フラグを立てないことで発生するノーマルエンドが見るのが
少し難しいかもしれない。
(読書系3種類と出入り口をひたすら選んでノーマルを見た)




本作の非常に優れたコンセプトとして
世界を滅ぼす存在が、極悪非道な魔王であるなら倒すのに心は痛まないが
もしも、限りなく無垢なヒロインであったのなら、どうだろう?
本作はプレイヤーに対してそういう問いかけを投げかけてくる。

ほのぼのしていて、クロエが感情豊かで憎めない女の子だからこそ
シビアな選択を迫られる。
このことに関してはクロエとエマの関係が逆転するの面白いところで
クロエは怖いと思いながらも受け入れているのが強い女の子でも
あると思う。
他方でエマはプレイヤーと同様に悩むのである。
この物語はクロエと出会ったエマ視点の物語ともいえ、
エマは非常に感情移入しやすいキャラなのだ。
そしてクロエはそんなエマを優しく見守るのである。

このゲームのトゥルーエンドは、本作のコンセプトがどういったものか
理解できれば見るのは難しくないと思う。
ただ、多分プレイヤーはおまけトークで出てきたような○○エンドで
あってほしいと思いながらプレイするので、きっとフラグを立てても
最後の選択肢で間違う人は多いのではないだろうか。
私は初プレイ時、そうであってほしかったけれど
コンセプト的にはこの展開であることが納得がいくし、
ただ良かったでは終わらない余韻を残したように思える。
そういう意味では、大人向けの渋さを兼ね備えた作品でもある。

オマケ要素も充実しており、立ち絵の表情を自由に見られるモードのほか
トゥルーエンド後もイベントコンプしていると、
クロエがエマにどうして欲しかったのかが
随所に散りばめられているので、味わい深いプレイになるだろう。

グラフィックが綺麗でキャラが魅力的であるだけでもなく
手軽にプレイできるながらも、凝ったつくりの一作であり
ぜひイベントコンプまでプレイして欲しい良作である。

来年も余裕があれば、
こんな感じでたまにはレビューしたいものです。

では、またどこかで。
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