栞代わりの制作メモ

・ツクールやMMF2などで作ったモノや できるまで

庭師だったり、熊だったり、聖騎士2だったりな、フリゲRPG感想レビューまとめ

たまには感想記事でも。
最近ふりーむに投稿したレビューだけまとめておきます。
未プレイ向けに簡単に見出しつけます。

1.Rainy Garden (体験版) (藤咲ノゾム 様 制作)
 庭師を中心としたモチーフの統一感のある雰囲気良ゲー。

2.熊 THE RPG -恋と紅葉とふぁんたじぃ- (外神ミヤコ 様 制作)
 クマと女の子の伝わらない恋心をニヤニヤしつつプレイできる
 細かいこだわりの垣間見える掌編。

3.ソードオブパラディン2(Sword of Paladin 2) (モッチン 様 制作)
 王道少年漫画的な熱い展開やお色気要素もあるシナリオ重視で
 ADV的な面白い試みをしているオムニバスRPG。

以下 本文に続く。
1.Rainy Garden (体験版) (藤咲ノゾム 様 制作)

体験版クリアまで 36分。

天気を操る力を持つ庭師の少女トーリが
各地にある庭園をモンスターから解放していくRPG。

プレイできる範囲で雰囲気が良さげなゲーム。
モチーフの統一がされていて、庭、植物関係で
これが良い雰囲気を出している。
(主人公勢が庭師で、武器がじょうろ、ハサミ、
ゲームの目標となるのが庭園といったように)
ステータス画面やUI部分にも葉が描かれたものが
用いられ、ここも統一されている。
芝生や水たまりを歩くと足音がする、
クリアしたエリアからは雨がやむ、など演出的にも
雰囲気が良い。

システムもこの雰囲気に合わせて植物の調合がある。
あと、最後に出てくる、植物を植えて歩数を稼ぐことで
特定のアイテムを収穫できるプランターシステムは
本作らしい独自の発想だと思います。

キャラで現段階で印象に残ったのはハイド。
クールと公式では書かれているけど、どちらかといえば彼は
あんまり素直になれない系なツンデレ(良い人)
のような気がする。
家の花畑の荒したらちょん切る看板もあって
キャラが立ってるのと、そういうハイドに対する
トーリのジト目的な表情が個人的好み。

気になった点として、本作にはクエストシステムが
あるんだけど、クエストをクリアした時に
クエストのクリア表示だけじゃなくて
何を手に入れたか、も表示してくれると
よりよくなるかと思います。

庭・植物の世界観を非常に大事にしながら
作られている印象で
完成版でもこの雰囲気を楽しめる作りを期待します。


2.熊 THE RPG -恋と紅葉とふぁんたじぃ- 
外神ミヤコ 様 制作)


クリア時間 52分。
クリアレベル 12。

クマと女の子が山に傷薬の材料を取りに行く掌編RPG。

シナリオ面から、魔法が全く使えない女の子リムと
その子に恋しているクマ、ゴウケツが主人公。
クマが女の子に恋していて、サケをプレゼントするんだけど
全く想いが伝わらない・・・ どころか、
クマの言葉も伝わらない、という一方的な関係を楽しめるのが
本作のシナリオの半分である。
もう半分は魔法使いの女の子が魔法を使えるようになるまでを
描いた物語である。
「恋に焦がれる熱き漢、ゴウケツさんだ」といったセリフが印象的で
王道的な熱い場面も本作の魅力だと思う。

このキャラクターをシステムにもうまくとりいれている。
女の子が攻撃を受けると、クマがかばうようになっていたり
女の子は魔法が使えないので、アイテムを消費して戦うことになったりと
戦闘も、普通の戦闘とは一味違う印象。
クマなので、川も渡ることができるという作りは面白いものだった。
ボスはやや強めではあるが、盲目を入れると戦いやすい印象。

会話が短めに、必要な分でまとめられており洗練されている。
クマが奥義で、自分を強化するとBGMが変わったり、
キャラチップによる演出がツタや流血までも表現されていたりで
要所要所細かいところで、こだわりが見えるのが本作の魅力であり
短い時間で、サクッと遊べる良作な掌編といえる。



3.ソードオブパラディン2(Sword of Paladin 2) 
モッチン 様 制作)

クリア時間 3時間10分。

愛しき人を救うため、パラディンソウルという宝玉を求めて
聖騎士とその仲間たちが各地で帝国と戦うRPG。
本作は前作と違い、ADV的な要素が増えたため
どちらかといえば、RPGの育成的要素などはあまりなく
聖騎士の物語を楽しみたいというシナリオ重視よりの印象が強い。
レベルアップの必要性があまりないため、
純粋にRPGの物語を楽しみたい人向けだと思われる。
また、次回作である3の前哨戦的なポジションでもある。

さて、本作は4章構成+αである。
各章ごとに感想を書く。

1章、聖騎士ネイドと海賊の物語、本作で最もRPGをしている章でもある。
序盤はパラディンソウルを持っているらしい海賊を倒しに行くという
王道的な流れであり、かつ、主要キャラがナチュラルに死亡する構成など
前作らしさを最も感じられる章であり、1時間ほどにまとめた作りになっている。

特に船に乗り込んで以降のイベントは、戦闘面では味方二人で多数の敵を
複数回攻撃とカウンターでバッサバッサとなぎ倒していく爽快な作りであり、
イベント面では、少し前のイベントで手に入れた能力を使って
空から小舟で敵大将に奇襲をかけるなど、まるで少年漫画のような
熱い展開が続くのが印象的である。

2章、戦乙女レナと王婿の物語。
この章の序盤の接客イベントが面白い。
その客のセリフを見ながら、どういう応答をすれば喜ぶかを考えるという
ミニゲームイベント。
最初の方は簡単だけども、客の名前を覚える必要があったり、
前作で宿に泊まるたびにお色気イベントのあったレナの性格を考えて
色っぽい返しばかりしていると、「下品な女は嫌いだ」とばっさり言われ
バイト代が0Gになったりなど、なかなか一筋縄ではいかない面白さがある。

一方で、後半のピラミッドに関しては、敵構成と謎解きが面倒な印象がある。
1章と比べるとここのザコ敵は、3体以上の複数体出るのには向かない。
こちらに敵を一掃する手段がレナ以外になく通常攻撃では耐久力もある。
また高確率で麻痺攻撃をし、レナ以外が麻痺対策しようがないので
戦闘が長時間かかりやすい。
謎解きに関しては、何をすればいいのかほぼプレイヤーは予想がつくんだけど
レナが一定の手順を踏まないと、気づいてくれないためちょっともどかしい。

3章、魔導士ミゲルが学校に潜入する物語。
本作の中では探索ADVに近い作りになっている章。
学生たちに渡したメモから、文章を作るという謎解きと
ある呪術のためにアイテムを集めるという二段構成。
基本的には情報収集と、謎解きをするという内容である。

この章は戦闘回数は少ないものの、内容の濃いイベント戦闘が多い。
3章の戦闘について触れる前に、メモの暗号の後に戦闘があるのだが
先述したメモの暗号の答えの5文字目、6文字目、7文字目が
分かった段階で、プレイヤーは何かを悟ることになると思う。
そういう点では、前作でもお色気要素が特徴的な作品ではあったが
レナの出る2章よりも、3章の方がお色気要素が強いとは思わなかっただろう。
内容についてはプレイしてみてほしいが、方式について書くと
通常戦闘と異なり、戦闘画面で、正しい選択肢を選ぶという
戦闘風選択肢イベントである。
ただ、例えば後半である人物を説得するために出てくる選択肢に
「あなたと○○の薄い本が書けなくなるじゃない!」みたいな
遊び心に溢れたものが混ざっているので
思わずネタ選択肢を選んでみたくなる魅力のある戦闘だ。

個人的にこの章が一番面白い印象があり、
1章2章がそれぞれ1時間かかったのに対し
30分で終わってしまったのが残念に思えるくらいだった。
ただ、終わりのイベントでミゲルが即座に転校していく様には
あのイベントのせいで転校していったようにも見えて
思わず笑ってしまったので、短さゆえの面白さもある印象。

4章、アレクが1~3章で暗躍した帝国に乗り込む章。
敵地に集団で乗り込むということで、操作できる主人公以外にも
こちらの兵が乗り込んでおり、弱い敵なら兵士に任せて進み
強い敵が現れたら主人公たちも加勢するなどの判断を委ねられるのが
この章の特徴である。
雰囲気的には敵地に乗り込んだという臨場感が表現されたシステムという
印象だ。50名の犠牲で先に進んだが、それがいいのか悪いのか
ゲーム性的にはプレイヤーには分からないのでそこに発展の余地が
あるように見受けられた。

そして、4章が終わると、前作には出てきたけれど
本作には出てこなかったある人物の物語が10分ほど展開される。
初見では新しく誰か弟子にとったのかなぁと思ったが
読み進めていくうちに、
この物語は、この人物がある人物と同じスキルを使える理由を明かすものであり
ちょっとした回想的なイベントであることが分かり、
それを踏まえて次回作に続いていくという流れである。
前作までは、主人公よりも年下的な印象だった彼女だけに
かなり意外な展開と思うともに、彼女とその弟子の息子が
その後、どういう関係性になるのか気になる引きで幕を閉じるのだ、


さて前作と比較してみると、選択肢という言葉が何度か出てきたように
ADV的なシステム要素が付加された今作であるが
RPG的な戦略面はやや弱くなった印象がある。
今作ではスキルジェムが有効活用される局面があまりなかったのに加え、
前作にはあった、「能力を強化しながら味方全体の特定の属性を無効化する」スキルが
オミットされたのが大きい。特に後者に関しては、他ツクール作品にはあまり見られない要素であり
相手の使用する属性を読んで無効化するという戦略性が前作にはあったので
なくなったのは少々残念に思うところである。

が、それ以外の点では前作で面白かった後半部分をベースに作られた印象があり
シンボルエンカウントでレベル上げをしなくても進めるシナリオや雰囲気を楽しめるゲームとして
前作の正当強化版になった印象も強い。
シリーズものも真ん中というのもあり、手を出しにくいかもしれないが
王道的なRPGのシナリオを楽しみたい人であり、かつそれを楽しめるように
選択肢を駆使したシステム面でも新しいものを作ろうとしているとみられる一作。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://jtrshiogawa.blog.fc2.com/tb.php/261-d457137e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad